ソラいろのたね

　数年前から気になっていて、それでも手に取らずに過ごしてしまっていた本でした。
　それが、先日本屋でぶらぶらしていたときに、すっと表紙が目に入ってきて、ついに購入。

　先に、中３になる長女が読みました。
　「一気に読んじゃったー。すっごく面白かったよ。おばあちゃんの暮らしって、理想だよね。」との感想でした。

　続いて私が読み始めたのですが。
　すぐに、物語の世界に引きずり込まれました。
　喜びも、幸せも、すべて自分で考え自分で決めることが大事だという、魔女修行。これは、私にも必要だし、大切なことなんでしょうね。
　おばあちゃんの台詞にも、心に響いてくるものがいくつもありました。
　ラストの方は、実は電車の中で読んでいたのですが・・・。
　突然涙があふれて止まらなくなってしまい、それでも途中で読むのを止めることができず。

　心がとてもあたたかくなるような、とても素敵な一冊になりました。
　私だけでなく、長女にとっても同じようです。もしかしたら、人と群れることが苦手な自分を主人公に重ねてみていたのかな？

　映画化にもなって、もうすぐ公開のようですね。

　
　　　　　　　　　西の魔女が死んだ