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謎に包まれた北朝鮮にとっても「大黒様」は謎だった。北朝鮮代表MF李漢宰(22)は広島の宮崎キャンプに合流した12日、日本とのW杯最終予選(9日・埼玉)の時に日本代表FW大黒将志(24)の情報を他の選手に伝えていなかったことを明かした。名古屋MF安とともに日本選手の詳細な特徴をチームメートに説明していたが、大黒の出場は予想していなかった。悔やむことしきりの李は、ホーム戦でのリベンジを誓った。
北朝鮮も「大黒様」はノーマークだった。勝ち点1獲得まであと1歩だった後半34分、突然現れたのが大黒だった。親善試合でもほとんど出番のなかったFWの登場に日本中が驚いたが、それ以上に仰天したのは北朝鮮イレブンだった。李は「本当にびっくりしました。チームメートに細かい特徴まで教えていなかったので…」と明かした。 在日Jリーガーの安と李が、日本選手の詳細な特徴をチームメートに説明していた。ボールの持ち方からプレーのクセまで分かっていた。サイド攻撃を封じ、度々チャンスをつくった。開始早々にFKで失点したが徐々にペースをつかみ、同点に追いつけたのも選手を知るからこそ。しかし、最後の18人目でベンチ入りした大黒の情報はなかった。 「出てくると思わなかったから」と、李は振り返った。無理もない。故障した久保に代わる招集で、ベンチ入りさえ危ないと思われていた。優先的に交代するのは中村と高原の欧州組。ベンチにいても出番はなさそうだった。李は「Jリーグで日本人得点王だということぐらいしか教えていなかった」と唇をかんだ。 李の不安は現実のものになった。ロスタイム、ゴール前で振り向きざまにシュートを打たれた。密集するDFの間を抜けてゴールを割られた。もし、無理な体勢からでも積極的にゴールを狙う持ち味を知っていれば、左右両足のシュートがあると分かっていれば…。シュートをブロックできたかもしれない。より早い段階でプレッシャーをかけられたかもしれない。そうすれば、結果は違った。 「勝てなくて残念だったけれど、次に向けていい経験ができた」と李。ノーマークの大黒には決められたが、他の選手に仕事をさせなかった自信はある。大黒も丸裸にすれば、次は日本も手詰まりになる。「ホームでは絶対に勝つ」。李はリベンジの思いを胸に力強く言った お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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