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カテゴリ:フィンドホーン
蜜蜂がいないそうだ。
受粉を助けてくれる蜂がいないので、 果物農家は、困っているそうだ。 「沈黙の春」だ・・・・ 昔、昔、高校生で、薬科大学を志望したとき、 先生から、志望動機を聞かれた。 実は、小説好きだった私は、国文科に行きたかった。 でも、本なら、自分で読んでもいい、4年かけて、資格が取れるなら、その方がいいかもしれないと、薬学を希望したのだ。 姉が薬剤師になっていたのも、大きな影響だった。 どちらにしても、高邁な志望動機があってのことではなかった。 もし、今、そんな子がいたらな、「お辞めなさい」と、アドバイスしたいぐらいだ。 その私に、先生は、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んで、薬剤師を目指した者がいた。それくらいにならにゃ・・・と、話したものだ。 それで、沈黙の春を読んだ。 沈黙の春 環境問題に対する古典的な名作。 このままの環境破壊が続けば、いつか、鳥もさえずらない、虫の羽音もしない、沈黙の春が来る。 その記述には、ぞっとした。 それが、今、現実化しようとしている。 薬学生になって、環境問題にも、薬学の知識を生かせることを知った。 小さな頃から、園芸に興味があって、自然が大好きで、環境問題にも、多少の関心があったけれど、 結局、私は、ずっと、調剤畑で、過ごしてきた。 病院に薬局。 だいぶ、道は、別れてしまったようだ。 沈黙の春が出版されたのは、1960年代。 それから、おおよそ50年。 私たちは、いったい何をしてきたのか。 50年も前から、問題提議されていたのに。 そして、今、私に何が出来るのだろうか。。。。 自分の非力さを思うと、 私の口も、沈黙してしまうのだが・・・ よい方向へ向かうことを心から祈らずにはいられない。 今、少し調べていてわかったのだが、 沈黙の春の出版が1962年、フィンドホンのコミュニティが始まったのも、1962年。 当初、フィンドホンは、精霊との共同作業で農業がおこなわれることで、お化けカボチャ、キャベツが採れたことで有名になった。 自然と人間の新たな共生の在り方が、出発点のコミュ二ティでもあった。 フィンドホンで行われていたような、 自然の精霊との共同作業に人々が目覚めていきますように。 人も自然も一体であることに、 沢山の人が気づいていきますように。 蜂と私たちが一つであることに、きづいていきますように。 これ以上、土壌を農薬で汚すことがありませんように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.15 02:08:38
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