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カテゴリ:本を読んで思うこと
リンゴが教えてくれたこと 自然栽培で、無農薬、無肥料で、リンゴ作りをした、 木村秋則さんの「リンゴが教えてくれたこと」を読んだ。 本の出だしは、 9年間、花をつけなかったリンゴ畑に、 真っ白い花が、一面に咲いた場面から始まった。 もう、この時点で、泣ける、泣ける。。。 なぜ、こんなに、胸がいっぱいになって、泣けてくるのか、 わからないのだけれど、 文章の間から、何か、伝わるものが、 私の心を動かすのだ。 先に、「奇跡のリンゴ」と言う本が、ベストセラーになって、多くの人が感動したそうだが、私は、その本は読んでいない。 だから、詳しい経緯は知らないのだけれど、それでも、伝わってくる。 フラワーエッセンスなどをやっていて、「花」に対して、思い入れが強いせいかもしれない。 長年、花をつけなかった畑に、花が咲くとは、どんな感じだろうと、想像するに、感動してしまう。 「花が咲く」というその象徴的な意味あい、そのエネルギーまでが、伝わってくる感じがする。 そして、読み進むにつれて、 フィンドホーンや、マイケル・ローズとの共通点も多く見受けられて、 もちろん、木村さんが、フィンドホンや、マイケルを知っているわけもないのだから、 やっぱり、知識や頭でばかり考えるのではなく、自然の姿に学び、自分の体験で一つ一つ、真理を見つけていくひとたちの答えは、同じになるのだと思った。 トウキビ畑でのタヌキと木村さんのやり取りは、そのまま、フィンドホーンのドロシーとネズミ、マイケルとカンガルーの話だ。 そして、木村さんが、リンゴの木に語りかけると言うのも、 同じだ。 木にこころからあやまって回っている、その姿を近所の人に見られるのがいやで、何本かは、直接そばまで行って話しかけなかったそうだ。 すると、話しかけなかった木だけが、枯れてしまったそうだ。 木村さんの思いは、 人間は、体にリンゴ一つ、お米一粒、実らせることが出来ない。 人間は、作物、自然のお手伝いをするだけ、と言う。 作物が実るための環境づくり、 大きく言えば、自然の調和を取っていく役目があると、言うわけだ。 その調和を取っていくために、 何より、よく観察しなさいと、繰り返し、本には出てくる。 感情を抜いて、データを作り、よく見ること。 ディーバや、樹の話を聞くとなると、 なにか、特別なチャネリング能力でも必要なのかと思ってしまいそうだが、基本は、なにより、しっかり、対象を見ることなのだ。 感情抜きで。 今、感情と、変換したら、「勘定」と、出てきてしまったが、 その方が、的確かもしれない。 自分勝手な期待感が、ものを見る目を狂わせてしまうことは、よくあることだ。 執着無しにあるがままに見ることが出来るとしたら・・・ その境地は、特別なものかも知れない。 そして、本に書かれている、木村さんの観察眼は、 やっぱり、ただものではない。 でも、これは、決して、苦労せずして手に入れたものではないと思う。 もちろん、もともとの才能はあったに違いないとしても、 観察眼、感性は、日々の訓練によって、高められるものだろう。 観察すること、 そして、出会うこと。 それは、エミサリーで、私が、感じたことのエッセンスの一つでもある。 木村秋則さん、とても、魅力を感じる人だ。 いつか、ご本人にお会いしてみたいものだ。 (農業に遠い私には、その機会もなさそうだけど・・・) 奇跡のリンゴ 【自然栽培】あの木村秋則さんが無肥料で育てた奇跡のリンゴ100%で作ったにごり林檎酢120ml【農薬不使用】水を一滴も加えずリンゴだけで作った にごり林檎酢120ml【飯尾醸造】【05P25Jun09】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.14 00:39:13
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