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テーマ:今日のお出かけ ~(8177)
カテゴリ:お出かけ、出会いの日記
セドナのこと、もう少し、書きたいこともあるけれど、
閑話休題。 京都と奈良の境にある加茂の浄瑠璃寺。 その名前を聞いたのは、30年も前だろうか。 素晴らしく美人の吉祥天が居ると。 その吉祥天にインスピレーションを受けて書かれた小説を読んだことがある。 いつか、その吉祥天にあってみたいものだと思ったものだ。 浄瑠璃寺は、すごく山奥にある。 そして、吉祥天は秘仏で、いつでも、公開しているわけではなく、会える時期が限られている。 そんなわけで、わざわざ出かけることもなかったけれど、 今日、ふとしたきっかけで、お会いしてきた。 加茂の駅前に住む、一人暮らしの伯母を訪問したいという、 父母の要望に答えて、車を出し、加茂までドライブ。 お昼ごはんを、食べに連れだし、 そして、紅葉を見てみようと、ふと、昔、憧れた浄瑠璃寺へ。 車があるから、気軽に来れたが、かなりの山奥だ。 そして、山里の風情が、とても素敵なところだった。 本当は、ハイキング、ぶらぶらと、歩いてこれたなら、もっと、素敵だろう。 紅葉も、楽しんだ。 由緒あるお寺で、この写真のお堂も、塔も、国宝だ。 静かで、ひなびた感じが、なんとも、いい感じ。 そして、狙ってきたわけではないのに、ちょうど、秘仏吉祥天女像の公開期間だった。 お堂の中に入って見ると、 九体の阿弥陀如来像。これも、国宝だそう。 日常とは違う空間が出現。 西方浄土で、迎えてくれる仏様たちだ。 中央のひときわ大きい中尊の横に、廟に入った吉祥天女像が居た。 ふくよかで、華麗な装飾。 正直、かなり、すすが付いていたが、 それでも、やっぱり、輝きが、見える。 よく、なまめかしいと表現される吉祥天だけれど、 私には、 やさしくて、その豊かな感じが、母や、マリア様に通じる輝きに感じられた。 ふとしたことで、お会いできた幸せに、 そのご縁を大切にしたいと、 吉祥天女の持つ、女性性を、私も、表出していけますように。 そんな願いをもって、向かい合った。 山奥に、ひっそりと、こんな仏さんたちが、居るなんて。 森の中の隠された宝物のよう。 また、いつか、訪れてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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