うふふ・・・忘れられないあの日
一首 出会う人 去っていく人 様々に 大切な時 触れ合いながら店を始めて8年色々な人に出会いますこのノンビリした割にうるさい店を気に入って下さる方々ありがとうございますず~と愛して頂きたいですが中には2度とご来店して頂けなくなった方々もいらしゃいます・・・あれはオープン当初・・・暇な店でしたいつも10時にケーキセットを食べてくれたおじいちゃん余程ケーキが好きなんだねと感心してましたある日を境にバッタリと来店されなくなり何か不手際を・・・後日お兄さんがいらして・・・実は末期ガンであった事無理して毎日コーヒーを飲みに来ていた事・・・多分素人の親子が可愛そうで売上に協力してくれていたのでしょうお参りに行ったからとお土産を買って来てくれた時の笑顔が忘れられません・・・外泊の時必ずコーヒーを飲みに来てくれた方コレだけが楽しみだとやせ細った手で愛おしむようにカップを口に運ぶ・・・痛々しくてとっても声をかける事が出来ませんでした奥様がある日いらして主人は亡くなり葬式も済みました出棺の時火葬場までの道筋遠回りして私の店の前を通り最後の挨拶をさせて上げたかったからと・・・嬉しい話をして頂きましたそして そそっかしい何時も忘れ物ばかりするおじさん傘は当り前大切な書類を忘れて顔色変えて戻ってきた事もしばしば・・・何日かご来店されず如何したんだろうと噂していると・・・ 黒服の人がドヤドヤと! 同僚の人達! 「いい人だった・・・」 「いい人ほど早く・・・」 あのおじさんだ!娘と無言でうなずき合いました本当に優しそうな いい人だったのに!コーヒーを入れる手も震えました・・・こんな商売をしていると素敵な出会いも一杯あるけれど悲しい別れもあるのです出会いと別れ・・・今日も繰り返して・・・行きますカラ~ン ドアが開く笑顔で 「いらっしゃいませぇ~」 「いらっしゃ・・・厨房に居ると娘が叫んだ えええ!!!!!!!!・・・・・・・・・ 人を殺しました そうです生きていたんです忘れ物おじさん・・・只の転勤でした・・・すんまそ~ん密かに殺してましたぁ・・・ (あの日流した涙返して・・・)お元気そうでなによりニッコリ挨拶したのは言うまでも無い