とある軽度発達障害についての講演会でのこと
講演後の質疑応答で私が質問した。
幼い頃から療育に通い、現在は小学校で通級に通っています。
先生方の献身的な指導のおかげで元気に過ごしています。
ただ、今後この地域には中学校での通級がありません。
できれば、今の良い状態を維持するためも中学校にも通級があれば
と思っています。今後、行政にどのように働きかけたら良いでしょうか?
講演の方はTV出演やや発達障害の本も出している、著名な方。
その答えは
まず行政を責める前に共に協力して作り上げる気持ちを持ってほしい。
そして感謝する。特別支援教育は、まだ始ったばかりでこれから。
今あるサービスに感謝して欲しい
というような事をおっしゃっていた。
これは、誰の立場に立った発言なんだろうか?
今日現在でも特別支援教育とうたいながら
具体的に何をするのかも決まっていない事実を知っているのだろうか?
こうやって、識者と現場の溝はどんどん深まっていくのだろうか・・・。
そして、来年度から特別支援教育が本格実施と言われているが
ここにきて学校の動きが妙だ・・・・・。
私は空の高機能自閉症のことをオープンにしているせいか
いろいろお子さんのことで相談されることがある
最近、凄く気になっているのは
特別支援教育の本格実施目前で
学校側が気になる子供たちを今のうちに追い出そうと
しているのではないかとも思える行動がある。
この2週間位の間で通級を進められたり
就学時検診で普通級への入学を断られたり
子供の様子を電話で話しただけで、面会もせず入園を断られた親子
の話もきいた。(小学校の併設園)
どうも、特別支援が始まる前に追い出したいのではないかと思うほどである。
また、子供も親も困っていないのに教師が困り
指導の工夫を考える前に、通級をすすめるようになってきている気がする。
もう少し家庭と話しあった上で、試行錯誤してからでも良いのではないかと思うのだけど・・・。
そして来年度から、またカリキュラムが変更になる上に(英語が8時間→32時間?に増えるらしい)
未だに現場の教師には特別支援の話は来ていないという・・・・。
先生たちの大変さもわからないではない。
本当に、こんな状態で進んでいって良いのだろうか?
保護者会の後でお話した担任の疲労した顔に不安が見える。
識者と呼ばれる、机上の理論を振りかざすTOPと現場の違い
その狭間で気になる子供たち難民が増えるのではないかと
危惧するのは老婆お嬢心なのだろうか・・・・?
だったらいいんけどさ・・・・。
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