昨日の日記
通級の視覚支援<着替編>ちょっとの工夫で楽々毎日♪の補足です。
支援の方法は年齢やお子さんの発達段階により
より細分化されたほうが理解しやすい場合があります。
ただ、細分化したものを全てホワイトボードに貼り付けてしまうと
かえって見にくくなってしまいますので、項目ごとに
手順をカードにして、リングなどでまとめる
ミニブック(システム手帳・ミニアルバム)などで分けておく
もしくは、行動する場所に貼っておくのが良いのかもしれません。
例えば、空の場合でしたが
靴下をはく
という行為が上手くできず、パニックをおこしていました。
まず、靴下をたくし上げられないという手先の不器用さがありました。
空の横、もしくは後ろから抱きかかえるようにして
たくし上げる様子をみせました。
また、リバーシブルの布おもちゃで
裏返すとカエル、表に返すとヘビになるなどの
おもちゃで遊ばせたりもしました。
次の作業は
つま先から入れる
↓
かかとを合わせる
↓
靴下をひっぱる
時には左右を確認するなどもありますよね。
簡単な行動でも細分化すると、これだけの作業があります。
場合によっては、これらの手順書(絵や写真)も必要となるかもしれません。
お子さんの様子見をみながら、つまずいている所を探ってみて下さい。
また、完成した姿が見本としてあると
より理解しやすいかもしれません。
スケジュールの順番などは、最終的な時間に合わせて
本人が決めていけるようになればいいと思います。
TVなどに夢中になって、時間を忘れてしまうなら
タイマーも併用すると効果があるかもしれません。
そして、つまづきというよりも皮膚感覚による刺激で
着替えが困難になっているお子さんもいると思います。
ズボンをはくと、皮膚を引っかかれているように感じていたり
スカートだと足が見えないので、足の感覚がなくなってしまったり・・・。
通常では想像もできないような苦しみを抱えてる場合もあるようです。
しかも、周りの人も自分と同じ感覚を持っていても
我慢しているんだと思い込んでいて、言い出せずにいたりするようです。
空の場合は靴下は某スーパーで売ってるスクール用
私服のズボンはジャージ素材かシャカパンです。
それも、その素材であれば良いというわけでもなく
何着も試着してやっと気に入った服が見つかるという具合で
確率的には7着試着しての1着購入可くらいでしょうか・・・?
ほんと、疲れます・・・。(愚痴が~)
できる工夫として、タグを切る、着れている同じメーカーのものを買う
洗剤をかえてみる、温度調整(暖める、冷やす)
前後・裏表・上下などマークをつける・・・・。
温度調整というのは、冬場など「寒いからもう一枚着なさい」と
言って、上着を着せたりしますよね。
そのとき、新しく着た服って最初は冷たく感じますよね。
それが刺激になって着るのを嫌がる子もいるそうです。
だったら、少し暖めてあげるだけで本人は着替えやすくなるかもしれません。
服の上下左右、裏表の判断ができず着替えが困難になる時もあります。
やっと着たとおもったら「それ、後ろ前よ!」などといわれてパニックになる・・・。
本人にとっては必死だったのかもしれないですよね。
学校でも一人で着替えられるためには、本人がわかるマーク
背中に▲など書いてあげると楽になるかもしれません。
匂いに敏感なお子さんの場合は洗剤の香りや仕上がり具合によって
着れたり、着れなかったりします。
空は時々、嫌がる洗剤があるので
なるべく石鹸ベースの「アラウ」という洗剤を使うようにしています。
これは、シャンプーや石鹸の香りにも共通するようです。
それでも、まだまだ謎な部分は多いですし
対応できない部分もあります。
発達障害を持つ子供を育てている、お母さんたちのコツが
一つの辞典になったら・・・・便利だね♪
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