久しぶりに双子の学校へ行ったら 貼ってありました。
ご存知の方も多いかと思いますが
新聞をとっていない私は、つい引き込まれてしまいました。
いじめられている君へ
自殺することを禁じます 作家・石田衣良さん
石田さんは「NHKハートをつなごう」にも出演されているのでご存知の方も多いと思います。
だれもがいけないといういじめがなくなる気配はありません。
あなたは、今日もいじめられるのがわかっている学校にむかわなければならない。とてもつらいことでしょう。ぼくにはなにも、あなたにできません。
すごくくやしくて情けないけど、なにもしてあげられないのです。
ただぼくはあなたが自殺することは禁じます・・・・・
私が学校の廊下で、この記事を見たときタイトルのインパクトにひきつけられた。
イジメの善悪を説くよりも、まず自殺を禁ずる
今、ぐらついている子供には、これくらい強い言葉が必要なのかもしれない。
なにもしてあげられないと言えるのは、きれいごとだけ並べて
関心を持ったふりをする大人より、ずっと信じられると思えました。
そして、具体的な方法としてコメントを書いているのは
死なないで、逃げて逃げて 劇作家・鴻上尚史さん
あなたが今、いじめられているのなら、今日、学校に行かなくていいのです。
あなたに、まず、してほしいのは、学校から逃げることです。
逃げて、逃げて、とことん逃げ続けることです。
こんな出だしではじまる鴻上節・・・・。
視点を変えることも必要だと思います。
いじめられ、怯えた心はイジメに支配されていきます。
そこから一旦、切り離されて見つめてみると言うのも一つの方法かもしれません。
大人から考えれば、この方法は賛否両論でしょうけれど
そこまで気がつかなかったことに、反省すべきことだと思います。
いじめている君へ
苦しみに気づいてあげて 作家・松谷みよ子さん
転校していじめられ、学校へ行けなくなり、ツルを折り続ける女の子。
いじめた同級生がおかまいなしに毎日楽しんでいるのに、ひっそりと死んでしまいます。「あそびたかったのに べんきょうしたかったのに」と書き残して。
相手がこんなに苦しんでいるということにどうか気づいてください。
そのことが、いじめられている子にとって、少しでも救いになるのです。
このお話は、松谷さんの作品で「わたしのいもうと」という絵本になっています。
いじめられていた子、その家族はどう思うのか・・・・
その事実を、いじめていた側が忘れてしまっても
いじめられた側は忘れないという事を知ってもらえたらと思います。
我が家でも、読み聞かせました。
子供たちは、かなりショックだったようで
しばらく、押し黙っていました。
これからも、ときおり読み聞かせていこうと思う本です。
わたしのいもうと
イジメがあるとか、ないとかは別にして
言えない誰かが 救われますように・・・・・。
朝日新聞
いじめれている君へ いじめている君へ より
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