空と海と私と
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プロフィール
沢村 光
毎日は奇跡の連続。 ここは私と双子の息子たち、空と海の子育て時代の記録のブログです。 空は2歳半で高機能自閉症と診断され、いわゆる発達障害を持ち、海は定型発達として育ちました。 そんな彼らも二十代となりましたが、それでも未だに心配は尽きず(笑) 現在の私は、仕事をしながら「喉元すぎれば熱さ忘れてた」ふりをやめ、週に1日足らずですが放課後ディで働くようになりました。 更新は少しずつかもしれませんが、誰かのお役に立てのであれば幸いです。
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昨日の空の宿題はリコーダー 卒業式で威風堂々を演奏するらしく、吹ける様にしてくると言うもの。 平山綾/来て来てあたしンち 平山愛の歌うテレビ朝日系アニメ『あたしンち』のエンディング・テーマ。原曲はエルガーの「威風堂々」で、思わず口ずさんでしまいそうなフレーズが楽しい、家族の応援歌となっている。 30小節くらいで、ドレミと振っているけれど 吹く順序がわからなくなってしまい、混乱するらしい。 実は運指が分らないわけじゃないことに驚いた。 要は1~16小節→1~11小節→17~29小節へ行く順序が 分らなくなってしまうということらしい。 だったら、全部を譜面にすればいいのかなと思いながら 譜面の拡大 他パートの削除 音階を色分けする 小節の番号を赤字で目立たせる 小節の終わりに次の行き先を書き入れる 運指も記入した方が良いかと思ったものの、その必要はなかった を、試みた。 運指はOKなので、順番を説明すれば難なくできた。 あーそれだけのことかと思ったものの 説明する間、気がついた頃は 譜面を指しながら説明していても、ほとんど譜面をみないのだ。 どちらかと言えば、そっぽ向いている状態。 ところが、それでも2、3回説明すると(小節の番号を通して言う) 理解できたようだ。 そっぽ向いて聞いてから、もう一度、自分で譜面を見て確認した(ように見えた) ら、一人で通して吹けたのだ。 そういえば「よーく聞いて」って時ほど、そっぽ向いてる空だった。 この様子について、興味深い話が書いてあった本を思い出した。
この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ この本は、私たちが想像できない自閉症という世界を垣間見せてくれます。 先日、NHKの番組に出演されていたのでご記憶の方も多いと思います。 「見て、見て」と言われても、どこを見ていいのか分らない。 そのうちに相手が指を出していることに気がつき その指を見るようになった。 けれども、相手が本当に指しているものは その指の先にあると気が付いたのは 小学校2年生くらいだったという。 ただ、色々な本で指摘されているとおり 話を聞くということと、見るという同時処理が苦手で 結局、見るほうにだけ気を取られ内容が分らなくなるらしい。 つまり、話を真剣に聞こうとすればするほど 聞くだけに専念するしかないのである。 どちらかと言えば好きなことをしながら、 リラックスして聞いている方が 話の内容がわかりやすようだ。 この本の中で彼はこのように語っている。 話すとき相手の目を見ると、近くだったら黒目に写っている 自分の顔に見とれてしまい、遠くだと相手の目を見ることに 一生懸命になって、話の内容が分らなくなります。 目で見ることは一人でいるときにはいいのですが 人とのコミニュケーションをとっている時使うのは 僕たちにとっては両手で違う字を書く位大変なことです。 そして、人の顔について恐怖感をもっていると語っています。 物は変化しないが、人の顔は変化する。 表情が変化するので、相手の顔を覚えられない。 だから、相手が誰なのか、自分とどのようなかかわりがあるのか 分らず、恐怖心が沸き起こってしまうそうだ。 彼は「顔が違ってもその人は変らない」ということが 最近、理解できたという。 特に目については、自分を見ている目が怖いそうだ。 表情や態度は変化するのに、自分を見ている黒目だけは 変化せず、自分を見ているのが怖いと書いてあります。
人とのかかわりが薄い=恐怖・不安という事なのだろう。 なるべく無表情で対応すると言うのは、このような不安を 取り除くにはいい方法かもしれない。 支援としては、表情のパターンを写真で取っておき、 先に相手の情報を与えておくといいのかな・・・・とも思いました。
こんな事に気がつかず、「よく見なさい!」と怒ったり 態度だけ見て「聞いてない」と決め付けたりしていたことに反省です。 ちなみに「相手の目を見て話す」は 海も苦手です。 初対面の人や緊張する場面では、まず出来ません。 そんな海のことを相談すると 主治医の先生は 「人と話すときは、時々おでこや口元あたり見てるといいよ。 相手は話を聞いてくれてると安心するからね。 全然、違う方向ばかり見てるとさ、聞いてないって思っちゃうからね」 と教えてくれました。 私には「あまり言い過ぎると、凝視しちゃう子が多いですから」と・・・。 なるほど、場合によっては弊害もアリってことで、程々ですね。 <関連日記> 暴力をふるう子供の想い 自閉症少年の詩 ぼくにしか見えない色がある、ぼくだけが知っている音がある ***ランキング参加中*** 夜中のリコーダー練習は止めましょう(爆) ポイ・・・ポチッとよろしくね おすすめ この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ 【目次】(「BOOK」データベースより) 第1章 僕はこう思う/第2章 おもしろいでしょ/第3章 僕のやり方/第4章 楽しみとは/第5章 僕のこれまで/第6章 直樹との12年(東田美紀)/第7章 筆談について(東田美紀) 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 東田直樹(ヒガシダナオキ) 千葉県君津市在住。1992年8月12日生。1998年、児童相談所にて「自閉傾向」と診断を受ける。2000年「川で知った大切なこと」資源やエネルギーを大切にする物語・ポスター・作文コンクール小学生の部優秀賞、「お母さんといっしょに」母をたたえる作文千葉県知事賞、「いなかのいいところ」私が憧れる田舎暮らし審査員特別賞。2001年「見つめても瞳の奥は僕の顔。いつもそうなのお母さん。」はこだて冬フェスティバル・バレンタインのメッセージ入選、「しぜんの中でくらしたい」21世紀みらい体験博「未来のゆめ」小学生低学年の部大賞、「ぼくたちの青い星」「宇宙の日」作文絵画コンテスト作文の部・小学生部門千葉市立郷土博物館最優秀賞、「お母さんおかえりなさい」おかえり大賞入選。2002年「宇宙へ」おはなしエンジェル・子ども創作コンクール優秀賞、「ぼくのこと」第38回全国児童才能開発コンテスト作文部門佳作賞。2004年「白い小鳥」第4回グリム童話賞中学生以下の部大賞、「僕の場所」「家族のきずな」エッセイ入選、「さとるのあさがお」第22回ほのぼの童話館ユニーク賞、「海とへび君」ざぶん賞2004ざぶん文化賞、「夏の終わりに」おはなしエンジェル子ども創作コンクール小学生高学年・中学生の部最優秀賞。2005年「この世で一番美しい音」第5回グリム童話賞中学生以下の部大賞
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