本人のこと
2歳半 療育を開始(月2回)
3歳半 都立○○病院にて高機能自閉症と診断
4歳 ○○病院へ転院、同じく高機能自閉症と診断される
同院にて短期グループ療育(3ヶ月)
5歳 療育終了(年中終了時)
小3 民間療育所へ
小4 二学期より通級に入級
主な診断名は高機能自閉症ですが、LD・ADHDも合併していると思われます。
学校で必要になる支援はLD的なものが多いと思われます。
多動
幼い頃より多動傾向あり。
服薬も提示されたものの、副作用を考え見送る。
現在は以前に比べ数段落ち着いているものの、手先など体が動きやすい傾向は残っている。
主治医の見解は、多動は障害特性からくるもので、しかも弱まってきている部分なので
そこに注目し本人の自己評価を下げるよりも、育ちを待った方が良いとのこと。
脳波
自閉症の特徴として、思春期のてんかん発作が高い確率で見られるため定期検査している。
2歳 異常なし
4歳 右前頭葉にてんかん波らしきものが検知される。
9歳 異常なし
次回は小学校卒業時を予定
※脳波検査は30分程度の短時間なので、この時間に異常が見られないからといって
異常がないとは言い切れない。正確な診断は入院し24時間測定するものらしい。
指示
→指示や状況があいまいだと理解しにくいので、伝えるときはできるだけ具体的なことば
で話す。
具体的な手順と最終結果を教える。メモや図などを併用し、本人に渡す。
途中でチェックする。複数の指示は苦手。
うなずいていても理解していないことがある。わからないときは誰に聞けばよいか明確
にしておく。
同時処理
→聞くと見る、聞くと書くなど二つの作業を同時に行うことは困難。
どちらかに集中させたほうが理解がスムース
筋道を追って話す
→順をおって整理することが苦手。焦ると言葉が出にくい。
同じ言葉を繰り返すときは不安感が高まっている時。
「いつ」「どこで」「だれが」「どうした」など質問形式で話させる。
簡単な言葉の意味が理解できていないこともある。
音読
→「て」「に」「を」「は」や語尾をとばしたり、まちがえる。漢字が読めない。自信がない。
本人が読む場所を事前に知らせてもらえると練習する気になる。
読解
→音読も黙読も苦手な様子。問題を読み上げると理解できることもある。
キーワードに印をつける方法も勘に頼っている様子も見受けられる。
作文
→作文は形式的なオチになってしまう。どのように書いたらよいのか理解していない。
見本の提示などがあれば、それに沿って書くことができる。遠足や運動会など作文を
書くことが決まっている場合、事前に知らせておくと本人は安心すると思う。
詩に関しては独自の視点でユニークなものを書いていると家庭では評価している。
書く
→漢字は細かい部分を書き間違える。授業の場合、書く・聞くが同時にできない。
黒板を写すときに、どこを写せば良いのか、どこを見ていたのか解らなくなる。
写す場所を囲ったり、授業後でも書き写せるようにしてもらえると焦らず行動できる。
書くことに気をとられると授業の進みが分からなくなってしまうので現在地を確認して
もらえると本人も安心する。
それでも本人なりの努力があり、漢字検定には意欲的に挑戦している。(現在9級)
家庭的には、将来的にPCや電子辞書などの利用で補えるものだと思っているので
本人が自信をなくさない程度で良いと考えている。とりあえず読めさえすれば良い。
計算
→定着したものは間違えずにできる。新しく習う時に混乱する。
桁の位置がずれてしまい、間違えるので方眼やマーカーで区切るとわかりやすくなる。
筆算の場合、繰り上がりを書く位置を決めたり色分けすると見やすい。
(現在、公文では3桁÷2桁の割算)
文章題
→問題を全部読まないで一部を読んで取り掛かるので間違ってしまう。
読みながらイメージ化するという行為ができない。
読み上げながら、一つ一つ手順を追っていくと理解できる。
もしくは絵を書かせたり、具体物を用いる。
間違った時、どこを読み直せば理解しやすくなるのかがわからないのでヒントや糸口を
教える。
図形
→視覚認知・空間認知能力が低い(2歳半から言われ療育を続けてきた)。具体物を使う
と理解しやすいが、それでも左右上下など不明確になるときがある。色分けがしてある
と理解しやすくなると思われる。定規の目盛を読む、図形を描くなども苦手。使いやすい
用具などで対応しているが困難。
位置や空間
→場所は比較的すぐに覚える。方向音痴ではない様子。
ただし、グラフなどは苦手。細かい目盛などの認識が困難。マーカーで色わけすると見
やすくなる。左右の認知がやや困難?
都道府県は位置ではなく、形で覚えているらしい。
集団
→本人が安心できる状況をつくる
その中で本人がすべき役割を明確にし、手順をメモし自分で確認できるようにする。
わからなくなったときに聞くべき相手を明確にしておくと混乱しない。
集団で話し合うと理解できないこともある。結果を整理して伝える必要がある。
不安な状況だと遠ざかる、話さなくなる。
予定の変更
→突然の変更をおそれ、全教科を持って通学している。厳しい対応があると(自分の身に
起こらなくても)強迫的になってしまうことがある。一度こだわりはじめると崩すのが難し
い。予定変更の可能性があれば事前に変更時の行動も知らせておくとスムースに行動
できる。
ルールの理解
→頑なに守ろうとする傾向がある。幅のあるルールの場合理解できないことが多い。
例えば行事で学校に朝8時集合というと、絶対に遅れてはいけないと思い朝5時ごろか
らそわそわする。7時には学校へ向かおうとする。曖昧な範囲は強迫的になりやすいの
で、その場合範囲をしっかり認識させる。(親が言っても信用しない)
過敏性
→着衣に対する過敏性がある。材質なのか圧迫感なのかは不明だが肌着に対するこだ
わりが強い。ほかに石鹸やシャンプーなどのにおいにも敏感。外の緑色の液体石鹸は使
わない。
こだわり
→学校で問題になるようなこだわりは少ない。殆どが過敏性からくるものだと思われる。
家庭では自分の食器に対してのこだわりがある。
その他
曖昧な表現や状況を理解できない。(表情・暗黙の了解・空気を読む)
他者の気持ちを理解することが難しいため、相手を傷つける言動がある
→その場で適切な振舞い方や言い方を教える。
自分の行動が、他人にどのように見られているかを想像できない。(姿勢・態度や表情)
→ビデオを使い、その場で自分の行動を見させると効果的だった。(鏡はあまり効果無)
なんて感じで作ってみました~
どうでしょう・・・?細かすぎ?
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さてバッファロー牧場に帰ろう
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