空と海と私と

先週は小学校生活２度目の宿泊学習でした。

今回は３泊４日という長い期間
そんなに私と離れるのは、双子も生まれて初めてのこと
どうなることやら・・・。


数週間前に班決めを行った。

初め、双子は同じ班になりたいと言っていた。
そして、友達とも班について下話をしていた模様。

班は各５人と決まっている（あまりが出ない）
彼らなりに「あいつとあいつと・・・」と知恵を絞ったようだが
彼らの仲良しは６人
どうしたって一人入れないことに気付く。

それでも、なるようにしかならないと思ったのか
当日を迎えた。

空と海は別の班になった。
ふとした隙に海があぶれてしまった。

あわてて空が班から抜けようとしたのだが
他の友達から、これで５人そろったのだから抜けてはいけないと言われたようだ。

海は4人しかいないグループに声をかけて入れてもらった。
どちらかと言えば、おだやかなグループだ。

海はこういうところが、すごいというか
執着しないというか、自分から折れることができる。

極端に言えば、どうでもいいらしい。

あまり親しくなくても「付き合えば面白いかもしれない」と思えるようだ。


そういえば、こんなエピソードがあった。

４年生の最後の席替えは、好きな人同士組んでもかまわないというルールになった。
それまでの席替えはすべて、くじ引きだった。

作文を書き終えた順に並び、好きな席を取っていく。
並びながら、「隣の席になろうね」「同じ班になろうよ」と子供たちは
思い思いに約束を交わしていたそうだ。

そして、全員が書き上げ「さぁ、これからだ！」とワクワクそわそわ

すると担任が「今日休んだ人の隣になりたい人」と聞いたらしい。
何人か欠席があったらしく、そのうち誰も手の上がらない生徒もいたそうだ。

すると担任は「だれも手が上がらないなら、席替えは中止します！！」と・・・・。

休んだ子は、いじめられっこな訳でも、嫌われているわけでもない。
クラスでも中心的存在だ。

つまり、子供たちは目先のことが精一杯なだけだったのだ。



正直、これからって時に「そりゃーないよなぁ・・・」と思った。


海も同じように思ったようで、だけれど誰かが手を上げなきゃ
「席替えもなくなる」と考え、また隣の席の子も苦手なわけじゃなく
今まであまり、かかわらなかっただけなので「ま、いいか」と思ったようだ。


空も含めて数名の子が、名乗り出て
無事、席替えができた。

結局、その席替えで楽しい学校生活が送れたようだ。

このような経験から、海は学んだのかもしれない。



さて、話を戻します。

そんな海に対して空は、少し悪い気がしたのか
しばらくの間「班は大丈夫？」と海に聞いていた。


二人が違う班になりキャンプを行ったことは何度かあるので
離れることによる不安というより

今回、空は海に対して「気を使った」のかもしれない。

なんとなく、悪い気がしたのだろうか？？

ちょっと、意外な一面を垣間見た気がした。


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