空と海と私と

はるばる２時間かけて行ってきました。
途中で乗り継ぎを間違えて、スクールバスに間に合わないかと思ったら、
なんと特急に接続。

思わぬ特急乗車に双子は大喜び！


　　　　特急に大はしゃぎの空

ところが乗車してから車内アナウンスで気がついたのは、
乗換前の電車との到着時間差はわずか１分。

１分のために７００円は妥当かどうか...


ついでに言えば、スクールバスにはコンビニで買い物できるほど
余裕で間に合い...

もうひとつ、ついでに言っちゃえば、出発時に買った
オニギリとパンを車内に忘れてきたのだった～


そんなこんなで、スクールバスで目的の学校へ...。


バスを降りたものの校舎まで急な上り坂...

美人熟女には、こたえます。

　　　急坂を上った校舎前の景色

初めに校長の挨拶があり、
現在の教育問題などに触れ（学力テスト不正問題）ながら、
こちらの学校で目指している学びなどについて熱くお話下さいました。

その後、本日行われる体験学習について教科ごとの説明。

理科、日本語、社会、数学の中から子供は
受けたい授業を１つ選びます。

空は社会、海は数学を選びました。

先生も非常に個性的で、数学の先生は泉谷しげる似で
TシャツにGパン、首からタオルをかけているというスタイル。

金髪で外人の先生はすっかり英語担当かとおもったら、
バリバリ日本語上手なドイツ人の校長でした。
しかも担当は理科！！

空の選択した社会の先生は若くて元気。
元はデパートに勤めていたそうです。


授業の様子は、２クラスを半々に見に行ったので、
詳細はわかりませんが

どちらのクラスも、教えるというより
生徒が考えを引き出すように配慮した授業です。

投げかける、考える、発表する、さらに投げかける...。

数学ではハノイの塔を使って学び


数学パズル　ハノイの塔（天才 数学パズル 虹のバージョン ギフトにもどうぞ！）



社会ではコンビニを題材に陳列方法の意味や、
環境について考えたようです。


二人とも学校の授業より楽しかったと言っていました。


こちらの学校では１科目に２時限使うようです。
ですから、疑問や問題提起があれば、そこを掘り下げて行くようです。

時には思いもよらない方向へ進むこともあるのでしょうが
それも、生身の人間なら当然のことかもしれません。

それを画一的に処理していかないで、
何が飛び出すかわからない授業をすると言うのは
教師に取っても大変な労力だと思います。

が、先生たちは汗をかきながら
子供に正面から向かってくれている気がしました。


他に木工や染色にも力を入れていて
草木染のための染色室があったり、
羊毛を手つむぎで糸にしたり
できたら私が入学したいくらいです。


ここは先生方の熱意を非常に感じた学校です。
不登校のお子さんにも間口が広いようで
実際に入学するケースも多いようです。

成績表などもないので、自分のペースで学べるのも魅力です。
ここで培った力は将来きっと生きる力になるような気がします。

が、難を言えば遠い・・・・遠すぎ・・・
しかも、二人を通わせるには経済的に非常にきついのが正直なところ。
それでも、彼らが明確な意思を持って望むなら
通わせてあげたい・・・・とは思っている。

ま、そんな思いも本人たちの意思とは別物かもしれません。

けれども、私ができることは様々な良質な選択肢を
示してあげることなのかなと思っています。

その中で本人たちが、学校というものについて、
学ぶという事について考えてくれたら、これも大きな学びになると思います。


私が学校へ望む条件は、
空の発達障害を理解した上で入学させてくれる学校であること。

これは教育に対し差別というハードルを置かない学校を
望んでいるということです。

そして空と海にとって、この６年間は多感な10代の
大切な６年間であり、次のステップのための６年間ではないのです。
「今、ここ」の６年間を大切にしてくれるための
学校に行って欲しいと願っています。


やれることを、もうやれる事がないと思うまでやったら、後は天に任せる

そんな思いで、今この時間も大切にしながら

楽しんで学校選びを続けたいです。


素晴らしい学校をご存知でしたら、ぜひ教えてくださいね♪

今回の学校名をお知りになりたい方がいらしたら、私書箱までメールください。



***ランキング参加中です***
できることから始めよう
　↑↑↑
がんばれ新潟！

平成１９年新潟県中越沖地震義援金の受付について

テレビ朝日ドラえもん募金
募金電話番号：0990-513-006