先日、学校でこのようなことがありました。
中休みに、クラスの数人とドッジボールをしていた。
楽しかったようで昼休みも同様に遊ぼうと集まっていたら、
そこに、他の3人が「入れて♪」とやってきた。
双子たち大半は、仲間に入ることに対して歓迎だったが、
ある子が「ハンターやればいいじゃん!!」(最近流行っているらしい)
と拒否的な態度を示し揉め始めた。
その子以外は、揉め事に入らないほうが良いと言い、
離れてキャッチボールをしていたそうである。
すると「入れて」と言ってきた子たちが、そこへ走ってきて
使っていたボールを取り上げようとして、空にタックルし背中に当たったらしい。
そんな場面に先生が仲裁に現われたのだが、(拒否した子が先生に言いにいった)
その際に「この話は蒸し返さないこと」と仲裁したのを
空は上手く捉えきれなかった。
空の視点で言えば、
「自分は争っていないし、仲間はずれにもしていないのに
友達が背中に当たってきて痛かった。」
そして、空は先生の言葉を
「友達が当たってきたことも、痛いので『保健室に行きたい』などは
今後一切、言ってはいけない」と解釈していた。
全体に向かって言ったことも核心を理解していないし、
先生がそれまでのいきさつを知らないということも理解していない。
ただ、今回のことは視点を変えて考えるという意味では良い題材なので
拒否された側の気持ちの流れを説明し、
双子のとった行動は(肯定も否定もせず、その場から離れること)
拒否と見られることだと伝えた。
理解の良かった海には、昨日の自分の気持ちを説明し
本当は一緒に遊びたかったことを伝えて謝ってごらんと言った。
そして今後、自分の気持ちはきちんと自分で伝えること。
傍観者というのはイジメをする側と同罪だとも言った。
海は納得して、「明日あやまるよ」と
空は、「当たられた」「痛い」に意識が向き、他の事は考えられない様子だった。
それで、担任には知っておいてもらいたいと思い
手紙を書くことにした。
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○○先生
先日は素晴らしい学芸会を観覧させていただきありがとうございました。
全学年を見た私ですが、5年生が一番チームワークに優れ、
一つ一つの台詞・演技にも心がこもっていたように思います。
一時は学芸会の参加も危ぶんでいた空でしたが、
先生のご理解のおかげで最後まで努めることができました。
ありがとうございます。
最後に全員で唄うフィナーレ、普段は小さな口しか開けられない空が
大きな口を開け、笑顔で唄った顔は、生涯忘れられない1シーンになりそうです。
最後の幕が下りた後、その向こうから子供たちの「やったー!!」という声が聞こえてきて
彼らは本当に一人ひとりが主役として頑張ってきたのだと、感動しました。
いろいろご迷惑おかけしましたが
このような素晴らしい学芸会となるようご指導いただき感謝しております。
本当にありがとうございました。
さて、先日は病院へ行ってまいりました。現在のところ症状もなく問題はないそうです。
念のため後日、耳鼻科の受診はいたしますが、今回の身体的症状は
二次障害によるものと考えてよいそうです。
今後の課題として、ストレスが身体症状を起こすタイプなので、
症状が現われた場合、速やかに原因の解明をし、
できるかぎりストレスを減らす支援をすることと言われました。
フラッシュバックなどに効く薬はないそうです。
また、もともと持っている障害からくる強迫的・被害妄想的な部分が、
二次的障害により増大している可能性はあるそうなので、
比較的被害的に物事を受け止める可能性が以前に比べ
強くなっているだろうとのことです。
予防策としては
・感情を認識させ言語化させる。
・日常生活でのストレスの把握(週に一度程度)
本人に「どう?」と聞いても答えられないので、教科・場面ごとに
◎(良い)○(普通)×(嫌い)でチェックさせると良いようです。
・相手の心理の解説
被害者的に物事を捉えるので、本人が理解できる言葉で解説することが大切。
以上のことを指示されました。
家庭でできることも多いのですが、学校内でも時に必要となる支援だと思いますので、
お手数をおかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
上記のような説明が昨日起こったトラブルで必要となりましたので、
ご報告もかねてお伝えします。
昨日の中休みに、Kくんたち数人と双子でドッジボールをしていたそうです。
楽しかったようで昼休みも同様に遊ぼうと思い集まっていたら、
Wくんたちが「入れて」とやってきたそうです。
双子は仲間に入ることに対して歓迎だったようですが、
Kくんが「ハンターやればいいじゃん」と拒否の態度を示し、
Wくんたちと揉め始めたようです。
KくんとSくん(どこかへ行ったらしい??)以外は、「揉め事に入らないほうが良い」といって
離れてキャッチボールをしていたそうです。
するとW君たちがそこへ走ってきて、ボールを取り上げたり、
空は背中を叩かれたりしたそうです。
その場面に先生が仲裁に現われてくれたそうなのですが、
その際に「この話は蒸し返さないこと」
と言われたことを上手く捉えきれなかったようです。
空の視点で言えば、
「自分は争っていないし、仲間はずれにもしていないのにWくんに背中を叩かれ痛かった。
だけど、それを先生に言ってもいけないし、痛いので保健室に行きたいとも
言ってはいけないのだ。ずっと・・・・。」と解釈していました。
全体に向かって言ったことも核心を理解していないし、
先生がそれまでのいきさつを知らないということも理解していませんでした。
一応説明をして納得したようですが、このような傾向は多く、
しかもその場で不理解を表すことができません。
ただ、今回のことは視点を変えてみるという意味では良いSSTの見本となりそうなので、
Wくんたちと気持ちの流れを説明し、
双子のとった行動は(肯定も否定もせず、その場から離れること)拒否と
見られることだと伝えました。
Wくんには、昨日のこと自分の気持ちを説明し、
本当は一緒に遊びたかったことを伝えて謝ってごらんと言いました。
そして今後、自分たちも他者の行動に任せず意思表示を明確にすることも、
傍観者というのはイジメをする側と同罪だと伝えています。
この件はもう話してはいけないとの事ですが、
私としては双子がW君たちに謝るべき行動をしているように思えます。
が、ここまで話を聞き取るのも大変でした・・・。
先生のご苦労も、よーーーくわかります。
あとはお任せいたしますので、よろしくお願いいたします。
沢村 光
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通り過ぎてもいいような小さな揉め事だったのですが、
発達障害があるなしにかかわらず、現代の子供が苦手な
「相手の気持ちを想像する」ということに、もっと丁寧にかかわったほうが
良いのではないかと思っていたので、学芸会の感想やお礼、病院の報告と
あわせて手紙を書きました。
空の心身症状、学校への行き渋りなどで迷惑をかけていたので
非常に心苦しくはあったので、対処は先生にお任せすると決めて・・・・。
さて、問題です。
手紙を読んだ先生は、この後
どんな行動を取ったのでしょうか?(からくりTVかっ?!)
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