前回「発達障害児はどんな子ども?2」で
パニックは二次障害だと書きました。
これは障害の症状・特徴でパニックが起こるのではなく
環境によってパニックに追い込まれるという事だと思います。
ただし、二次障害というのは適切な対処を行えば
比較的短期間で改善するというのも特徴です。
家庭でパニックを起こしても、結局何らかの対応を取っていますよね。
だから、本人もあまり追い込まれず回復の道をたどれるんだと思います。
ところが学校なんかでパニックを起こした場合だと
他の子どもの手前だとか
甘やかしになるだとか、先生の考え方ひとつで
その子に適した対応が遅れる場合があります。
そうすると二次障害は、どんどん深まっていき
外へ向かえば、暴力・反抗的に
うちへ向かえば、うつ状態になってしまうわけです。
学校側が、パニックを障害特性だから起こっても仕方がないと思うか
元来この障害はパニックを起こすものではないと認識しているかで
対応が変ってくる気がします。
前者だとパニックはあって当然で、それゆえ責められるのは
教師でも学校でもなくて
パニックはこの子の特性、障害だから仕方がない・・・と、
そのままにされる可能性があるでしょう。
しかし、後者の考え方になると
パニックは二次障害であって、対応のまずさから起こる問題で
対応を変えないと、どんどん悪化していき
その責任は、周囲にあるとしたのなら
パニックを起こさない対応を心がけて下さるのでは?
だけど、もしも、どこかの先生が
そんなこと一人の子どものために出来ない!
なんて言ったら?
これって教師のエゴなんじゃないかな?
はじめっからそういう姿勢で教育をするから、
後々子どもからも不平不満がでるだけで
初めから、子どもたちの凸凹の凹の部分に合わせた
丁寧な(特殊でもなく・特別でもなく)関わりをしていたら
人には相手の人格を認め、丁寧に接することが
当たり前に出来る子どもに、育つんじゃないかな?
たった一人の子どもを救うことが出来ない人に
どんな教育ができるというのだろうか?
できない事をあげつらう前に、それをするには何が必要か
それを考え、教師もどんどん訴えていくべきだと思う。
そんな先生なら私は喜んで盾になるよ。
私の愚痴はともかくとして、パニックは二次障害という認識が
どんどん広がってくれたらと願う。
私もそんな認識があったら、もう少し空に良い対応ができた。
今更だけど、まだ間に合うと信じて
「パニックは二次障害!」と念仏を唱えよう。
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