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カテゴリ:高機能自閉症ー自閉症・発達障害関連
今学期最後の通級の日。
朝 リコーダーを忘れたといって学校へ取りに行ったわりには 来学期の学習発表会での演奏担当は 木琴に決定♪(大丈夫か?!) なのに、お友達の持っていたこれが欲しいとおっしゃる・・・。 【代引き手数料無料】YAMAHA スケルトンリコーダー YRS-27GB 透明だから掃除がしやすいし、家で練習できるって? うるさいので結構です!! 「そんなに欲しいならクリスマスプレゼントにするよ」 この一撃で退散しました~!! さて、本題です。 前回までは 発達障害児ってどんな子ども?1 「二次障害」発達障害児ってどんな子ども2 「パニックは二次障害」念仏を唱える を見てね♪ AD/HDの特性には多動があります。 多動は自閉症にも見られることがあります。 しかしながら両者の多動の質は違うそうです。 AD/HDの場合、現在の状況がわかっている。 わかっているけど、コントロールできない。 自閉の場合は状況を、わかっていないので 悪気は持たないままの多動ぶりなんだそうです。 おかれている状況がわかっている分だけ、辛いんだろうなって思いました。 AD/HDの特徴 特定の数字(文字・物等)だけに反応するテストをすると見逃し・お手つきという ミスが発生するがAD/HD児(者)の場合は「お手つき」が多い。 ・ちょっとした外部刺激で注意がそらされやすい。 ・一つのことに注意集中できる時間が短い ・その場面で必要なポイントに注意が上手く集中できない ・注意を複数のことに上手く配分できない ・いつも落ち着きがなく、体のどこかを動かしている ・授業中や食事中でも、よく席を立って動き回っていたり 部屋から出ていったりする。 ・学校でも家でも、疲れを知らないように活発に動き回る ・静かに落ち着いて課題に取り組むことが非常に困難 ・静かに遊ぶことが出来ないが、TVゲームなどは ある程度の時間、静かに取り組むことがある ・状況に関係なく良く喋る ・思いついたことを、よく考えるまもなく行動に移したり、喋ったりする ・相手が話し終わらないうちに、それを遮って話し始める ・教師の質問が終わってないのに、または指してもいないのに答える ・友達同士の会話や、やっているゲームに割って入ったり、妨害したりする。 ・列に並んで順番を待つことが苦手で、すぐに割り込む AD/HDは課題を最後までやり遂げることが出来ない障害とも言われています。 好きなことは静かに取り組めるけれど、嫌いな課題に対しては取り組みが悪く その差が大きいことから「わがまま・自己中・いい加減」など誤解を生んでいます。 周囲の人から見たAD/HDの子ども ・落ち着きがなく、授業中に離席や授業妨害をする ・順番が守れない。他人の会話に口をはさむ ・周囲の迷惑を考えない我侭な子 ・急に乱暴なことを言ったりしたりする子 ・授業や集会で状況にそぐわない突飛なことをする子 ・嘘をついたり、弱いものいじめをする子 ↑の場合は二次的なもので、ストレス度がかなり高い状況が多い ・伝言・宿題・教材などの忘れ物が多く、約束や予定も忘れがち。 あてにならない子。 ・何度注意しても変らない子
周囲の目は厳しいよね。本人だって充分わかっている。 だけどできなくて・・・周囲の目も意識してるから こんな思いを抱えるそうです。 AD/HDの子ども自身の思い ・自分は何をやっても続かないし、上手くできない ・自分は出来がわるい ・自分は親にも先生にも叱られてばかり、皆に嫌われている ・みんな自分のことを馬鹿にしている ・みんな嫌いだ。先生も親も友達も。 ・自分は他の人の迷惑になるばかりだ、いないほうがいい ・自分でも何とかしたい。でも、どうやっても変われない。 ・自分はこれから先もどうにもならない ・自分は頭も悪いし、性格も悪いみたいだ。 ・このどうしようもない気持ちを、みんな分ってくれない。 つらい・・・打ち込んでるだけでも重くなる。 叱咤激励、躾なんかじゃ彼らを救えないよね。 無条件の愛情と理解をもって、 彼らが愛されていると感じることができる場が必要なのかもしれない。 そんな彼らへの支援方法として・・・ ・本人の気持ちや抱えている困難さへの理解と共感 人の気持ちがわからないわけではないので、 周囲の気持ちが変れば本人も変っていく ・本人の行動を出来るだけ公認する 彼らの行動を合法的にする。(例:離席の場合) 彼らの行動を認めるなんて出来ないという先生もいるが、認めなくても 結局は出て行ってしまう(行動してしまう)のだから、 「落ち着いたら戻っておいで」など合法的に対応にしたほうが本人も 戻って来やすい。半年ほどで変化が見えてくる。 ・注意・叱責は対象を限定し、出来るだけ1日1回以下になるようにする。 何を叱るのかを明確にする。○○な事だけ叱るなどと決める。 ・褒めることを発見し、できるだけほめる 良く観察すれば褒めるところは必ず見つかる 現実にあわせた目標を立てて、やらせることを限定する。 掃除をする係りは出来なくても、掃除道具を出す係りならできる等 ただし、掃除そのもの、掃除道具をしまう係りは苦手なので注意。 (当たり前のことでも認められる行動をした時に褒める) ・本人の障害を克服しようとしている努力を認める。 しっかり観察していれば、彼らが教室などを出て行くのは自分を押さえる ためにやっている(顔を洗ったり、動いたりして気分を切り替えている)事が わかる。それを充分に認めてやることが大切。 空は高機能自閉症と診断が出来ていますが、それだけではなく LDやAD/HDも持ち合わせている部分があります。 このように発達障害には、各障害の特性や程度が連続的な 濃淡をなしているため、障害のない場合との区別や、 障害種別のための区別が難しい場合があります。 この障害だから、この対応というよりは 知識として持っていていて、ドラえもんのポケットのように その子にあわせた対応をいくつ出せるかが支援の鍵だと思います。 自分が対応しやすいように、子供を変えようと思っても無理なんですよね。 まずは、子どもによって対応を変える柔軟さが必要なんだと思います。 (もちろん絶対やってはいけない行為に対しては別ですけど) 大人になると妙ちきりんなプライドって奴が邪魔をしますね。 今年のうちに捨ててしまいたいです・・・・。 ***ランキング参加中です*** ↑↑↑ ポチッもよろしく♪
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