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カテゴリ:学校には行かないー小学校不登校
これまでの経緯は
もう学校には行かない 通級「学習発表会」 「自殺なんかしないよ」もう学校には行かない2 週末をのんびりと過ごしたものの、週明け月曜日も休み 火曜日のこの日も、空は学校に行く気がなく休むと言う。 海の連絡帳に欠席と書き渡してもらうことにする。 すると、すぐ担任から電話があり様子を聞いてくれた。 今朝の様子を話すと、本人と話をしたいとおっしゃるので 電話を本人に替わる。 空は相変わらず「行かない」といい続ける。 電話を切ったあと、私は空と話し 自分の思いを先生に直接、伝えた方がいいんじゃないの? と勧めてみた。 しばらく考えたあと、「わかった。先生と話してみるよ」と言う。 私は正直、先生と会って 空が話が出来るのだろうかと思った。 けれど、空と担任が直接話しをしないと、 担任も納得がいかないだろうし、 恐らく私の方が神経質になっていると、思っているだろうと感じ取れた。 つまり今回の件での空の中の重大度と 先生の重大度には大きなズレがあり、 先生から見れば、大げさに反応する空に 母が心配している図に見えたのではと思った。 また、空の話を先生に伝え、先生の言葉を空に伝え 私は伝書鳩じゃねー!!って気持ちもあって 直接話をしてよね~と思った次第。 知ってる人は知ってるけど、空の頑固さも結構なもんで 定年退職する1年前に空とバトルした教頭先生いわく 「長い教員生活でいろいろな子供とかかわったけど 空みたいな子は初めてだよ。いや~、勉強になりました(笑)」 めったやたらとその頑固さは出ないんだけど、出たら引っ込まない・・・ 教頭先生は寒空で3時間、空にからまれました(汗 理由?空のカードホルダーを見つけて 冗談で「もらっちゃお!」って取り上げたから・・・・。 さて、話を戻して 空も納得したので、先生にアポとって放課後に面談をすることに。 放課後、先生と面談し まずは空から経緯を聞き取る。 空から見た世界では 5時間目が体育なので、昼休みに着替えをしようとしていたら 体操着に着替えたK君がやってきて、僕の体操着を取った。 僕は取り返そうとして、K君を追いかけていたら そこにM君・S君がやってきて体操着を「パス、パス」と投げ合った。 「やめてよ!返せよ!!」と何度言っても止めてくれなかった。 そこに海が助けに来てくれたが、海の体操着も取り上げられ遠くに投げられた。 海が取りに行っている間に、三人に体を押さえつけられパンチやキックをされたという。 怖くて、辛かった。 それを空はリンチという言葉で表した。 その後、K君に「どうしてあんなことしたの?」って聞いたら K君は謝ってくれて、 空も「もうやらないでよ」と言って仲直りができたそうだ。 S君にも「何であんなことしたの?」と言うと S君は「オレは空気読めないから~」と言ったそうだ。 空にはその意味は汲み取れなかったようだ。 先生との面談の開口一番、空の言った言葉は 「僕はもう学校には来ません。学校辞めましたから。」 先生が今までの経緯を聞き取り、相手の子供からも話を聞きき 彼らも空の気持ちがわかったと伝えるものの はじめはボソボソはなしていた空も 先生がやんわりと誤解から始まったことや 相手の悪気のなさなど説明しながら 「学校は怖くない」「守るから」と登校を促すと 「僕は暴力を振るわれました。学校は暴力をしていいのですか?」 「この学校は暴力がなくてよい学校だから入学したのに、 こんな暴力学校になるとは思いませんでした。」 「どうしてこんな暴力学校になったんですか?!」 「暴力を振るわれたり、イジメられたりしたら学校に来たくなくなりますよね? 先生ならどうしますか?ママはどうする?」 「M君は、どうして僕だけいじめるんですか?○○くんにはしないのに、 ○○くんにもしませんよ。どうして僕だけなんですか?」 「僕が頭悪いからですか?○○くんは強いからいじめないんですか?」 「僕は、ずっとM君を友達だって思ってきたし、あと2年間しか一緒に過ごせないから 一杯仲良くしようと思ってきたんです・・・。」 「S君は前にいじめられて辛い思いを一杯してきたのに、 そんな気持ちわかるはずなのに、なんで僕のこといじめるんですか?」 「先生はこんな学校でいいと思ってるんですか?」 「僕はもう辞めたんです。」 「学校には行きたいけど、怖くてこれないんです!」 「こんな気持ちで先生ならいけますか?ママはいけるの?」 「僕が『助けて』と言っても誰も助けてくれなかった。 海だけは助けてくれたけど、海もやられて・・」 こんな言葉が次から次へと溢れてくる空。 涙ぐみながらも、涙をこぼさず語る姿に 彼の中での決心は固いのだろうなと・・・・。 どんなに先生が守るといっても、信じられないのだろう。 数ヶ月前、登校できなくなった時もM君とのトラブルがあった。 そのときは絡んでいた他の子供たちは、それ以来嫌がることをしなくなったという。 M君と再びトラぶったので、空としては許しがたい気持ちになったのだろう。 そんな空に対して先生は 「そっか、いままで我慢してたんだね。それで堪忍袋の尾が切れたってことね・・・・ ごめんね。そんなに傷ついてること解ってあげられなくて・・・」 「もう、何が何でも学校に来なさいとは言えないけど、待ってるからね」 1時間半に渡った面談は解決にも和解にもならなかったけれど 思いを言葉にして、しっかりと伝えた空は少し逞しく見えた。 ***ランキング参加中です*** ↑↑↑ ポチッもよろしく♪ 発達障害児(者)の「実名」進学情報 参加ご希望の方は、お友達申請してね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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