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カテゴリ:学校には行かないー小学校不登校
これまでの経緯は
これらの症状が1ヶ月以上持続している場合にはPTSD、 1ヶ月未満の場合にはASD(急性ストレス障害)と診断する(DSM-4 TR)。 患者が強い衝撃を受けると、精神機能はショック状態に陥り、 パニックを起こす場合がある。 その為、その機能の一部を麻痺させる事で一時的に 現状に適応させようとする。 その為、事件前後の記憶の想起の回避・忘却する傾向、 幸福感の喪失、感情の麻痺、物事に対する興味・関心の減退、 建設的な未来像の喪失などが見られる。 特に被虐待児には感情の麻痺などの症状が多く見られる。 精神の一部が麻痺したままでいると、精神統合性の問題から 身体的、心理的に異常信号が発せられる。 その為、不安や頭痛・不眠・悪夢などの症状を引き起こす場合がある。 特に子供の場合客観的な知識がないため、映像や感覚が取り込まれ、 はっきり原因の分からない腹痛、頭痛、吐き気、悪夢が繰り返される。 今回、空の身体症状は上記の全てが表れた。 そして、少しづつ症状が消えつつある。 残っているものは、吐き気と頭痛だけである。 学校休んでいても、その時間になると症状が表れる。 障害特性から記憶が残りやすい面がある。 そして、今回のことが初めてではなく 本人が、いじめられたと捉える行為は3回(今年度)で そのうち同じ友達に2回いじめられたと捉えている。 恐らく嫌だったという感情も付随しているので、感情を伴う記憶として 長期記憶になっているのかもしれない。 自閉的傾向を持つ子供は、ストレス耐性も弱い上に その記憶の良さから、こういったストレス障害を発生する可能性は 非常に高くなるのではないだろうか。 予後 PTSDは、脳内に永続的な変化をもたらす。特に成長途中におきれば 脳の成長にダメージが加わり、人格形成に破壊的な影響を及ぼす。 成人の場合でも、原因となった刺激があまりにも強すぎた場合、 廃人となり、一生涯、食事も一人では取れなくなるなど生活に 重度の支障を来す場合も起きうる。 PTSDにおける回復とは、事件を繰り返し整理し、 異常な状況や事件を思い出すことによる無力感や 生々しい苦痛に襲われなくなる状況や、それに強く影響されず、 最低限の生活ができるようになった状況を指す。 しかし、後遺症としてストレスホルモンによる海馬の萎縮、 脳機能の低下が起きているので、この記憶処理作業には 大変な困難がつきまとう。 扁桃体の興奮によって「焼き付けられた異常」の処理は難しい。 予後としてWikipediaに書いてあったものは、親として 非常につらいものであるが、それを念頭にこういった 症状が表れた場合、どのような対処で軽減するのかを 知っておくことも重要なことだと思った。 <我が家の対応> 今回、空の場合には教育センターのカウンセラーに相談したところ 頭痛の原因については本人が理解することは可能だろうと判断し 頭痛は体験したことによって、また同じ状況になったらイヤだな 怖いなと思う気持ちが起こさせている。 しかし、その嫌な体験は過去のもので、現在起きているものではない。 今、現在は非常に安全であることを説明した。 また学校内では再度、いじめ受けたと思った場合は 1、保健室に行く 2、職員室に行く 3、先生(誰でもかまわない)に助けを求める 4、大声で助けを求める 5、校長室に行く の方法を担任と養護の先生とで確認していただいた。 身体の症状や不安が強いときには受け止めることが大切ですが 症状が軽減してきたら、過去と現実との切り離しにかかり 現実の安全を認識できるような手助けをしていくことにしました。 効果があったのかどうか、吐き気はなくなり 頭痛は休みの日には起こらなくなりました。 その後、春休み中は一度も頭痛を訴えたことはありません。 ただ、もっと良い対応があるんじゃなかろうかと検索したところ あるじゃん!! もっと早く気がつけば・・・・。 まー、PTSDなんて思い浮かばなかったからなぁ。 けど、これ発達障害系の子供たちの対応には使えそうな気がします。 子供のPTSDに対する応急処置 発達段階を三段階に分けて、・幼児から小学校低学年、・小学校3年から5年生、 及び、・小学校6年生以上のそれぞれの症状の現れ方とその対処方法をまとめました。 事件・事故の性質や現場にどの程度近い状態で遭遇していたかによっても、 症状の現れ方は異なりますので、全ての子どもに全ての症状が現れるわけではありません。 また、子どもは、身体的な外傷を受けた場合の回復力が大人に比べて 優れているのと同様に心的外傷に対する回復力も十分にあります。 日常からストレスに強い子どもの場合は、症状も軽く回復も早いのですが、 ストレスに弱い場合は、症状は重くなり回復にも時間がかかります。 したがって、援助者は症状の応急処置に当たることで、苦しさを軽減することに まず焦点を当て、軽減してきた段階では、健康な部分を発達させる 援助をすることによって心的な外傷に対する自己治癒力を増進させることが大切です。 このHPの資料室にはPTSDのチェックシートや 子どもや家族の援助で自分が疲労したとき用の資料 また、大人向けのPTSD応急処置などもあります。 私は早速プリントアウトしてファイルしました。 <おまけ>文科省資料 子どもの心のケアのための(PTSDの理解とその予防)保護者向けリーフレット ランキング参加中♪ 予防は出来なくとも悪化を食い止めよう! ↑↑↑ ポチッもよろしく♪ 発達障害児(者)の「実名」進学情報 参加ご希望の方は、お友達申請してね~
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