この日の学校の宿題は
1.歴史上の人物の業績や年表をまとめる新聞作成。
双子は聖徳太子を題材にした。
人物の絵なども描くようになっているものの、
空には難しいのでパソコンから拾って貼り付けた。
2、家庭科テスト勉強
問題を作り、記入させる。
3、漢字テスト勉強
とりあえずドリルをこなす………。
4、ことわざ調べ。
ことわざ辞典の丸写し5点。
この日は公文があったので、宿題に取りかかったのは8時半…。
ここまで終えた時には12時を超えていた。
だけど
まだ
5、運動会の作文が…残っている。
こんなに宿題があるのに、平然と遊びに行った双子…。
しかも公文だってある日なのに。
度胸満点なのか予測できないのかは、分からないが
アホだと思った母である。
誰に似たんだろうか…?
あまりの量に「提出日は本当に明日なの?」って聞くと
「わからない」「おぼえてない」「でも、たぶん・・」って頼りない。
そして、空は睡魔に襲われ作文はリタイアすると言い出した。
明日、学校の休み時間にがんばると言う。
以前ならパニックを起こしていただろうに、
自分の身体的状況を理解し、自分なりにできる対策を考えた。
成長を感じた夜だった。
海は全てを一人で仕上げた。
海の分まで見てあげることができない余裕のない母だけど
彼はいつも、そうやって私を助けてくれる。
たぶん、海がいなかったら
私はこれまで空を育てられなかったかもしれない。
海に深い感謝を感じた夜でもある。
翌日の夜、宿題の事を聞くと
さすがに全部終わらせて来たのはクラスで数人だったそうな…。
もっとも、やってこないといけないのはテスト勉強と作文で
新聞は翌々日までの課題だったそうだ。
双子、同じクラスなのに
あわせて耳も目も、四つもあるのに
なんで、わかんないかなぁ??
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