騙し騙し学校に行っていたような空。
実はこの間に2泊3日の合宿があった。
空にちょっかいかける子と同じ班。
不安から行き渋る言葉が出るものの、同じ班の友達が守ってくれると言う言葉に勇気をもらい出発して行った。
私はこっそり担任に電話し空の様子を話し、よろしくお願いしますと頼んだ。
帰ってくると合宿でもトラブルがあったらしく、行かなきゃよかったとこぼしていた。
空の話だと
宿泊施設から締め出され裏に回り入ろうとした所を先生に見られ、
一緒にふざけていたと思われ怒られてしまったらしい。
規則で宿舎から外に出てはいけないことになっていた。
その他にも小さな悪ふざけがあり、すでに相手に
不信感を持っている空は、ただイジメられていると感じたようだ。
そんな週明けの日…。
空の机の中にたまっていた小テストの点数を見て、
ちょっかい君は親に見せられないので隠していると思ったのか
「親に怒られるから持ち帰らないんだろ?」と言ったようだ。
すかさず、空は
「うちのお母さんは、テストの点数が悪いくらいで怒らないよ」
と答えたのだが
「違うよ、あまりにも悪すぎて呆れてるんだよ」
そう言ったそうだ。
そんな話から空は段々と興奮してきて
「もう我慢できない!!(相手の子の)親に言ってやる!」
そう言って今にも電話しそうな勢いだった。
突然電話しても相手の親御さんも困るだろうから
それは担任に聞くようにと、電話をかけさせた。
今日のこと、合宿のときのこと
前回は「許せ」と先生は言ったけど、変らずイジメてくること
「僕はもう我慢できません。学校に行けなくなります!」
大きな涙を流し、泣きながら先生に訴えた。
おそらく担任は空の気持ちが限界に来ていることに
気づいてはいなかったのだろう。
後からの話で、落ち着かせるのが精一杯だったと告げていた。
とりあえず今夜、先方の保護者に伝えるのはやめて
明日、話合おうという事になったそうだ。
そうそう、テストの点数が悪くて私が呆れてるって言ったことに関しては
私から相手の子に手紙を書きました。
空のテストの点数を心配してくれてありがとう。
けれど、私は、空が言ったようにテストの点数くらいのことで
怒ったり、呆れたりしません。
私にとって空は、大好きで、かけがえのない
大切な子供です。
テストの点数よりも大切なことは沢山あると思っています。
それは〇〇君のご両親も同じ気持ちだと思います。
これからは私の気持ちを勝手に決めないで
私に確認してからにしてくださいね。
こう書いて私の名前と携帯番号を書き添えました。
(つづく)
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