空と海と私と

これまでの流れはをご覧になってくださいね♪

きたか？！行き渋りー高機能自閉の私立中学生活
行き渋り２ー高機能自閉症児の私立中学生活
行き渋り３ー高機能自閉症児の私立中学生活
行き渋り４「ＧＷ明けの中学校」
ついに爆発ー行き渋り５　発達障害児の私立中学校生活
僕は許さない！ー行き渋り６　発達障害児の私立中学生活
また言われた・・・ー行き渋り７　発達障害児の私立中学...


さて、そんな訳で先方のお母さんから連絡が来たのですが

ひたすら謝罪していただいているのに

重ねて今日の話をするのは気が引けてしまい

なかなか切り出せずにいると、

本人からも謝りたいと言うのでと、子供に電話を替わった。


「空くんを嫌な気持ちにさせてしまって、ごめんなさい。
　本当にすみませんでした。」

素直に謝罪してくれたことには

「私じゃなくて、それは空に言ってやってください。
　そして、言葉じゃなく行動で示してあげてね。
　中学入学して最初に出来た友達だって、凄く喜んでたから
　また、そんな関係になれると嬉しいので、よろしくね」

そう話した後に

「ところで、今日のことなんだけど

　空の髪の色の事を言った？」

「はい、言いました」

「そう、あれは生まれつきだから、空にはどうにも出来ないの。

　私も赤いから、よく学生時代は同じ事言われたけど

　肌の色や、目の色、髪の色は様々でしょ？

　それを変えろって言われてもできないことなんだよ。

　空のせいじゃないから、それは言わないであげてくれる？」

「はい、わかりました。」


「それともう一つ、今回のこと『お前のせいで・・・』って言った？」

「はい、言いました」

「そう、わかりました。
　
　それも空はショックだったんだって。

　もし、その言葉を先生が聞いていても言えたかな？

　これからは話す前にちょっと考えて、先生が聞いていても

　怒られない話かどうか考えてみようね。

　これからもずっと一緒の学校だから、お互いに気持ちの良い

　友達なれるようにお願いね。」


「わかりました。」


そう話した後に、またお母さんに替わってもらった。

そして、今話したこと、本人が認めたことを伝えると

お母さんもショックだったのか言葉につまってしまったようだ。

私は、先生にも伝えてあるので、ご家庭ではこれ以上

叱らないで欲しいことと

こうやってぶつかった事が、この先には良い友達になる

良いきっかけかもしれないので、今後とも親子共々

よろしくお願いしますと言って電話を終えた。


話した印象は、会話が上手ではないんだろうし

思っていることを伝えられる語彙が少ないのかな？

って感じでした。

低学年の時は言葉の教室に通っていたそうで

やっぱり、お仲間さんかなと思いました。



翌日は再度、学校と相手のお子さんと空とで話し合うそうだ。

（つづく）

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