発達障害のある人の就労 1 の続きです。
仕事先でであった人の話ですが、表現などに嫌悪感をお持ちになるかもしれません。
そういった場合はスルーしてくださいね。
一昨年のバイトのときの話です。
30代の女性。
声の大きさのコントロールが苦手で、急ぎすぎてミスをする傾向がありました。
丁寧な行動が苦手なようで、がさつな作業になりがちでした。
また他者が気にかかるようで、ソワソワした印象がありました。
人の話を最後まで聞くのが苦手なタイプで、行動をおこしたがります。
やはり空気を読むというのが苦手そうで、場にそぐわない発言などがあります。
それでも物怖じせず、積極的に誰にでも自分から話しかけることが
出来るタイプなので孤立するわけではありません。
慣れた仕事はミスもなく、速度も周囲にあわせてこなしていけます。
元気なハキハキした印象の女性です。
このときは私も同じ時期に入社したので、私が教えるという事はありませんでした。
ただ様子を見ていると、長々とした説明が苦手なようで
すぐに行動しミスをするとういう場面が多くあったように思いますが
本人は自分のミスに気がつかないかのようでした。
きっと、短くポイントをしぼって、なおかつ実例を見せれば
失敗も大分減らせたかもしれません。
仕事中にダンボールの箱を折るのですが、
折り方も数種類あり、組み立て方を間違えると
違った形になるものがありました。
それらに対しても、特に詳しく教えてくれるわけではないので
「見て覚える」しかありません。
どこをどう折ったら「間違ってしまう」かも最初に
言ってくれるわけではないので、自分で気がつくか
後で誰かに指摘され、やり直す時に気がつくのです。
簡単な作業のようで、ちょっとした手順やコツが必要となります。
私自身は自分でわかりやすいように、手順を作り
ダンボールの置き方や向きを工夫しました。
ちょっとしたことをマニュアルにして、図と言葉で
説明すれば「ミス」はかなり減るし効率的にも良くなると思いました。
まぁ、アナログな会社なので、そこまで求めるのは
無理かもしれないですか・・・
彼女とは同じ派遣会社から派遣されたのですが
途中で数人が期間延長となることになりました。
そのときに誰が満了退社で、誰が延長になるのかを
非常に気にしていたことが印象的でした。
その後、この女性とよく似たタイプの女性と働くことになったのです。