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カテゴリ:成人ー発達障害
先日のことですが、とあるきっかけで成人のLDの方とお話する機会がありました。
その方は小学校の頃は当時で言う特殊学級に通われていたそうです。 漢字が読めない、書けないそうで今でも苦手のようです。 確かに私もご一緒にいて、書き写す時やメモを取るときに 苦手そうだという事がわかりました。 ご自分でも「書くのが遅くてすみません」と気を使われていました。 私より年配の方なので、かなり大変な幼少期だったのではないかと 思い、失礼かとは思ったのですが、つい聞いてしまいました。 小学校までは特殊学級(今で言う支援級)に通われたのですが 中学入学を控えた頃、先生が 「君は文字が読めないけれど、知的な遅れがあるわけじゃない これからは普通学級で過ごした方が君のためになるから」 と、普通級に戻されたそうです。 中学時代も読めない・書けないことで苦労はされたそうですが いじめもなく卒業したそうです。 手先が器用だったので、プラモデル作りに随分とはまり それが工業高校へ進学するキッカケになったそうです。 工業高校ではその才能が生かされ、優秀な成績を収めたそうです。 現在は装飾品の製作のお仕事をしながら、自作PCを作ったり 工業製品の発明などもされているそうです。 現在も読み書きは苦手なようですが、PCを使うことでカバーしているそうですが 日本語は漢字を見ない(思い出さないと)と意味がわからないものがあるから 音だけ聞いていても理解できないことで苦労はされているようです。 それでも、技術者として自立されている姿に勇気と安心をもらいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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