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カテゴリ:今日の出来事
初めての”ヒコウキ”なんとか席に着いた私。あまり緊張していては周りの人たちにもしかしてこの人初めてなんじゃないかしら?と思われては面目が立たんということで余裕をかましてリクライニングしてみる。足なんか組んでみたりして初ヒコウキ感を出さないようにしてみる。しかしこれが逆効果なのである。上空にいるとき以外はリクライニングも足を組むのもご法度なのだそうだ。やはり敷居が高いぞ鉄の塊め!逆に初めてなのがバレてしまうではないか。
いよいよ動きだした空飛ぶ鉄の塊(以下憎しみを込めて鉄塊と呼ぶ)。まず鉄塊は己の力でバックできないようだ。トラックみたいなものに押されている。しばらくするとトラックが離れエンジンが回りだす。ゴォォォォォォ~。思ったより静かである。新幹線とあまり変わらない印象だ。座席が後方だったため窓からは鉄塊の翼部分がよく見える。しばらく観察していると翼の一部分がパタパタいっている。大丈夫か?きっと準備運動をしているのだろうとパタパタを眺めてみる。いろいろな角度に変わるパタパタ。あのパタパタがのちほど恐ろしい動きをするのである。 ベルトもしっかり締めて運命の時を待つ。ベルトを締める力はビッグサンダーマウンテン、スプラッシュマウンテンの比ではない。完全固定である。楽しい旅へいってらっしゃ~いなどとのんきなことも言われない。そしてテレビで流れる映像に釘付けだ。周りのおばさま方は雑談で観ちゃいないが、私にとっては死活問題である。なんならメモを取りたいぐらいだ。非常に為になる情報満載のコンテンツである。これさえ観とけば安心して脱出用滑り台から降りれるなァ。 長い滑走路までたどり着いた鉄塊。スタートラインでレッドシグナルからグリーンシグナルに変わるのを待つF1カーだと思い込む。当たり前だが信号はないからいきなり走り出す。けたたましい爆音とともに。と思った瞬間いきなりの急発進である。あわわわわわと慌てている間もなく体の角度が上を向く。フワっとしたと思ったらもう浮いている。無重力状態というかジェットコースターで落下するときというかそんな数秒間だった。ふぅと一息付く間もなく鉄塊は急旋回。ななめ45度ぐらいである。ほんとにそんなに傾けて大丈夫か?急いでないから遠回りして!と思っても後の祭りである。気づけば雲の中に。雲の切れ間から見える景色。まず思ったこと、家が小さい、車が小さい。そうだ私はとうとう飛び立ったのだ大空へと・・・。 やっと上空1000メートルぐらいまで上昇したところで次回へ続く。次回は翼についているパタパタの全貌が明らかになります。それと飛び立ってすぐに機内にはアナウンスが・・。「本日は上空一部気流の乱れている可能性があり揺れる場合があります」だそうです。乱気流ですか?大丈夫ですか?そう機長に直接聞きに行きたいところです。そんな私の手の平には大量の汗が・・。続く・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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