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博多とんこつラーメンを満喫した私は次の目的地へ。左手に新幹線の切符、右手にはるるぶ九州の入った紀伊国屋書店のブルーの袋。次の目的地は門司港である。同じ福岡県なのに新幹線で移動とは急に格差社会の勝ち組になったかの様な贅沢である。しかし博多から門司港へは鹿児島本線の各駅で行くと1時間15分。対する新幹線は20分。倍払ってでも新幹線が賢明である。
その新幹線たった20分の乗車だが憧れの”N700系”という車両であった。自由席なのに座席の横にコンセントがついている新型車両で「おお~」と感動しているうちに小倉到着である。そこから門司港まで電車で15分。ついに到着”門司港レトロ” 九州の玄関口”門司港”。実にレトロで素晴らしい。まず駅が昭和初期そのままなのである。”レトロ””ノスタルジック””歴史ロマン”という響きに弱い私はそれだけで大興奮なのである。 そんな門司港をぶらぶらしていたら見つけた看板”下関行き連絡船”。しかも所要時間は10分。本州と九州は船で10分という事実に驚愕である。そんな連絡船に乗って着いた下関。上陸して見つけた看板”巌流島行き連絡船。歴史ロマン大爆発である。 かの有名な宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘したといわれる巌流島。本来は船島という名前だが佐々木小次郎の流派”巌流”からそう呼ばれるのである。400年前の決闘に思いを馳せて眺めたパンフレットの「元々の巌流島は現在の6分の1で残りは埋立地」の文字にガックリ。なんてことしてくれるかなぁ。 有名な話では決闘の時間になっても現れない武蔵に苛立つ小次郎。そこへ船に乗った武蔵が一人で現れる・・。ということになっているが実際は違ったという説もあるらしい。実は武蔵は一人で現れたと見せかけて味方10人ほどをこっそり引き連れていて、もし自分がピンチになったらみんなで小次郎をボコボコにする予定だったという説。完全にリンチである。かなりの卑怯者である。この説が本当かどうか定かではないが実際宮本武蔵という人かなり勝ちにこだわる剣士だったようだ。どんな手を使ってでも勝つ。勝つこと=生きること。厳しい時代である。 歴史ロマンに浸れてとてもよい街門司港をあとにして帰りは鹿児島本線の各駅停車でのんびりと。本日はヒコウキ、新幹線、船と陸海空すべて制覇の一日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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