カテゴリ:レメディの知識
フラワーレメディには用途ごとの定番の組み合わせがあります。それをフォーミュラと呼びます。
レメディ選びの基本はあくまで心にフォーカスすることですが、状態や状況によっては"現れがち"な心の状態のパターンがあります。それにあわせたレメディの組み合わせをあらかじめ考えておくと、急性のケースに対応できたり、十分にお話を聞けない場合、またはレメディ選びが難しい場合に大変参考になります。 もっとも有名で代表的なフォーミュラは「緊急用レメディ」です。ファーマシーの商品名になってしまいますが、「レスキューレメディ」といった方がなじみの深い方が多いでしょう。他に「リカバリーレメディ」「ファイブフラワーレメディ」と呼ばれています。 ・緊急用レメディ ・スターオブベツレヘム トラウマを後に残さないために ・インパチェンス あせらず事態に対処できるように ・クレマチス 茫然自失しないように ・チェリープラム パニックにならないように ・ロックローズ 恐怖に対処できるように この緊急用レメディは非常に便利で、何か問題が起きた際にすぐに使えます。例えば電車の人身事故に遭遇してしまった時や急病人が発生したとき、といった大変大きな問題が起きた場合から、プレゼン前に冷静さを取り戻す際まで、本当にいろいろと使えます。 ちなみに、この組み合わせで自分で調合ボトルを作ることもできますが、やはり効果が違うといわれています。多少チューニングが異なるのでしょう。 Ainsworth社の緊急用レメディに「リカバリープラス」というものがあります。 ・リカバリープラス ・スターオブベツレヘム ・インパチェンス ・クレマチス ・チェリープラム ・ロックローズ +ミムラス +アスペン +ホワイトチェストナット 通常の緊急用レメディに加え、ミムラス、アスペン、ホワイトチェストナットが追加されています。不安や恐怖に対応するレメディが追加されているので、より守備範囲がひろくなっている一方、数が増えているため効きが若干弱いかもしれません。自分で使った感じでは、ケースバイケースですが普通の緊急用レメディより効果がある場合がある、といった感じです。 他に、ニールズヤードレメディースでは「フラワーエッセンスブレンド」というフォーミュラを売っています。銀座店で見つけたのですが、店員さんの話によるとHealingHarb社と提携し開発した商品の様です。種類は9種類。 成分を見る限り、緊急用レメディはブランデー100%なのですが、既に水で割っているようで、すぐに使える出来合いの調合ボトルといった感じですね…。効果は弱いかもしれませんが、「コンフィデンス&パワー」「カリッジ」という名前もついており非常に選びやすいのは確かですので、ためしに使ってみるのもいいかもしれません。 私の所属するフラワーレメディ研究会では、イベントの際にオリジナルのフォーミュラボトルを作成・販売しています。これまで「花粉症フォーミュラ」「新人元気回復フォーミュラ」「吸い過ぎ対策フォーミュラ」「食べ過ぎ対策フォーミュラ」を作ってみました。その場で作るため、精度をあげるために「基本レメディ」を数種と候補を絞り込んた「追加レメディ」を用意しておき、その場で簡単に話を聞いて追加レメディを選ぶようにしました。使用された方の話では、それなりに効果が出ているようです。 全てのフォーミュラに言えることですが、効果だけでいうとやはり調合ボトルには適いません。状態にぴったりあったレメディはフォーカスされているだけ、原因に近いところからよく効きます。(そういう意味でもプラクティショナーの鍛錬が必要ですね。)とりあえずの症状がおさまったら、次は本格的なレメディ選びに入ることをお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月26日 12時24分35秒
コメント(0) | コメントを書く |
|