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ソクラテスの妻用事

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2023.10.31
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カテゴリ:立憲民主党

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10月31日は「宗教改革記念日」

 

ドイツで、マルティン・ルターが1517年10月31日に宗教改革を開始した。
具体的に言うと、ルターは自分が司祭する教会の扉に「95カ条の論題」を記して張り出し、聖職者の会議を告知したのだった。
結果、ルターの「問題定義」は、ローマ・カトリック自体のアンチテーゼであり、キリスト教の本質を抉る内容となった。
ヨーロッパ全域に浸透していたローマ・カトリック及びその教会の有り様について「問題定義」し、聖職者たちの議論を求めた。今から500年前のことだ。
それが、
10月31日は『宗教改革記念日』となった。

権威と政治権力を持っていたローマ・カトリックへの批判的な運動は、13世紀頃から始まっていたようだ。
それらの運動は、ことごとく弾圧され、非業の結果となっていた。
それはルター等による「宗教改革運動」にも言えることだが……。
それにも負けず、ルター等の「宗教改革運動」はドイツでプロテスタント・ルター派教会として、その立ち位置を確立。そしてヨーロッパの国々に広がって行った。この間、各国のプロテスタント教会とローマ・カトリックとの壮絶な軋轢(端的に言えば、弾圧及び宗教戦争である)の歴史があった。

プロテスタント信徒としての私見だが……
宗教世界には権威と権力は無縁であるべきだ。安易に言えば、神のみぞを誰が何ゆえに知ることができるか、という信仰上の根本が問われているからだ。神はイエスを人間界に救世主として遣わし、「神の下に人間は平等」であるとの教えを表した。そのイエスは、人間界における一切の権威と権力を求めなかった。そればかりか、常に社会的弱者を励まし救いの教えをあまねく説いていた。
あのプロテスタント教会の象徴ともいえる「白い十字架」、それはイエス自らがすべての人間の贖罪を背負って逝った証である。これは事実であるのだ。
プロテスタントの信仰人には、教会の内外に置かれている「白い十字架」のみが、神とイエス、そして精霊の存在を示す道標と見えるはずだ。あの「白い十字架」が。プロテスタント教会内部の祭壇にも「白い十字架」が中央にあり、その下に「聖書」が一体となり置かれている。そこには人間界の偶像的なるものは一切存在していない。わたしはそれを見るたび、プロテスタントの信仰の本質を覚える。

ルターの「95カ条の論題・表題部」には、こう書かれている。

真理への愛と、それを明らかにしようとする願いから、ヴィッテンベルクにおいて、文学修士、神学修士、同地の神学正教授である司祭マルティン・ルター司会のもとに、以下のしるされたことについて討論することにする。したがって、出席して私たちと口頭で論議することのできない者は、欠席のまま書面でこれをしていただくようにお願いする。私たちの主イエス・キリストの御名において、アーメン。

10月31日。奇しくもわたしの誕生日。ワイフと静かに迎えるとしよう。







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Last updated  2023.10.31 03:51:23
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