二日前、早朝目が覚めると枕元のスマホのLINEに「◯◯です、
私のIDを・・・・」と読んだだけで「こんな人LINEメンバーじゃないと
すぐ削除してしまった。
だが、朝食後「あれ?◯◯さんが以前スマホに変えると言っていたが、
その連絡だったかな?」同じ名字だったのですぐに連絡しなくっちゃと思って、
多分携帯番号は変えていないだろうと携帯番号にかけると相変わらず
綺麗な声で出てくれました。
「◯◯さんスマホに変えられましたの?」と言うと「いいえ只今考え中で・・・」と
言う事で、◯◯さん69歳、変えるなら一日でも早くしたほうが良いわよと言う話から
暫く話が弾んだ。
その話の中で老後の話題に入り「私、年が明けると70歳で、お仕事も
辞める準備しなくてはと思っている」と話す。
「まあ特殊な技術等有れば健康である限り働けますがね」と、彼女は
一応色々資格を持っているが、3年前に着付けの資格も取得と言っていたが、
今の仕事は関係ない職場。 今後は着付け関係で働きたいそうだ。
兎に角一人で人生全うしなくてはと言う硬~い意志でおられ、その為にも
働けるだけ働きたいと言う。 正に高齢者のお手本。
そう言う人だから経済面もちゃんとしておられ、18年前にマンション購入で一人暮らし。
一人暮らしライフを満喫されていて素敵と思うが、老後の不安は付き物と言う。
特に健康面では、今自然治療の医師にかかっていて、その医師からは
(乳製品、加工食品)は一切摂らないようにと言われていると言う。
しかし今の時代それらを一切排除すれば本当に食べる物が僅かになってしまう。
そうか、70歳の声を聞く様になると、老後の暮らし方を真剣に考えねばならなくなるんですね。
彼女は私と同じく小型だが、とても綺麗な女性で、月一回は必ず美容室へ行き、
そそとした感じの人だが、最近合うと何だかやっぱり老けたなと思う。
彼女はこれまでカラオケ、ファーストフード店、回転寿司、居酒屋、スナックへは行ったこと
が無いと言うので、この前皆んなでマクドナルドへ連れて行った。
彼女は数年前から葬儀、墓のセミナーにも行っていると言い、勿論介護施設見学会にも
参加して、完璧なる老後設計を立てている。
そのマクドナルドでの話で、他の二人は「結婚していないならご両親の
お墓に・・・」と言うと、彼女は「私は未婚の人生と言え一旦家をでたのだから
私は独立した形を取る覚悟」と、チョット顔が紅陽していた感じだった。
後の二人も独身だが、これからは親とか、姉弟を頼りにしていくと言う。
この彼女の顔の紅陽は多分「あなた達の様に身内に甘える事はしない生き方を
しているの」と言わんばかりだと感じた。
つまり自分の人生は自分で全責任を取ると言いたかったのでしょう。
彼女の心意気、限りなく老後から死へとは自分で準備万端整えておきたいと
言うのは私も同じ、家族が居るとは言え甘えたくはないな~。
しかし人生って最後の最後まアクシデントが付き物だからな・・・!。
人に迷惑をかけない老後への努力は本当に必要だが、こればかりは神のみぞの
世界で、生身の人間には図れない。
もう少し年老いると言う事を楽しむ余裕も持って欲しいと思うが、(大きなお世話と言われそう)
でも私も彼女の意気込みは断然同じ思い。
しかし私はもう少し彼女の域に達するまで時間があるので、登山ありの、カラオケありの
回転寿司ありの、あまり自分を縛らないで楽しみたい。
明日はバイト休みで洗濯日和だそうだから大洗濯して、午後からは久しぶりに書道へ。
こんな何でもない日々が楽しく感じる、これも健康な身体であればこそと感謝です。
「土日は息子家族がやって来る、来れば楽しいが、帰るとドッツと大疲れ」 これは
ばあちゃん達皆言っていますよハハハハ