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2008.09.24
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カテゴリ:自然環境
種の絶滅が現実のものとなりかけた1981年、環境庁は佐渡に生息していた5羽を全鳥捕獲し人工増殖を試みるもの、唯一の雄「ミドリ」が1995年に死亡し人工増殖の道は絶たれた。

我が国の自然保護行政、野生動物の保護育成が失敗した象徴すべき事柄です。

その後、トキは中国に生息していることが判明し、日中友好の証として1998年「友友」と「洋洋」のペアが日本に贈られ、佐渡のトキ保護センターに定住することになります。
1999年、初の人工ふ化に成功。
現在、122羽まで増えている。

長い期間の絶え間ない観察と人工飼育、増殖への道は、中国側の配慮や人的支援が無かったなら、恐らく増殖は「頓挫」していたと推測する。
環境庁は「お金」は出すが、増殖や飼育に関する専門家が皆無である為に「公務員的お役所仕事」では、動物の保護育成などは到底無理であり、種の増殖に至っては「夢」でしかない。

動物保護や育成に対する多くの批判、叱咤激励が有ったことを忘れてはならない。

9月25日午前10時30分 トキ10羽が佐渡新穂に放鳥される。

かって35年間トキの飼育に懸命に取り組んだ、近辻宏帰さん(元トキ保護センター長)は、「思っていたより早く、この日が来た」と述懐されている。

たくさんの方々の努力により、また中国側の御支援により「放鳥」が実現できることは、素直に喜びたいと思う。
自然と共に生きるという「佐渡」の取り組みに、注意深く暖かく見守りたい。







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Last updated  2008.09.24 19:22:58
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