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カテゴリ:自然環境
29日、雪の便りを聞く。
北海道旭川では初雪、青森県八甲田山麓の酸ヶ湯温泉では積雪。 越後では雨が降り、冷たい1日となった。標高の高い山では初冠雪が見られるかも知れない。午後からファンヒータを使う。 30日 寒い朝を迎えた。日中は時々陽が射す。 先日から我が家では、冬の準備に取りかかっている。 先人は、季節風や吹雪から家屋を守るために数々の工夫を行っている。 「かや」や「葦(よし)」の名前は知っていても見たことはない?人が多いのではないだろうか? 昭和30年代まで行われていた風物詩を紹介する。 風除けの材料のひとつである「かや」を、「かや山」や共有地から刈り取り、直径30センチ程度を一束にして荒縄で縛る。 リヤカー、耕耘機等で自宅まで運ぶ。 立木と横に渡す竹を組み合わせて「骨組み」を作る。人が乗って作業をするために頑丈にする。 そこに刈り取った「かやの束」を当てる。 上半分の上段から「かやの束」を当てて荒縄で固定する。上段が済むと下半分の下段を当て比較的細い竹で上から固定し荒縄で縛る。 荒縄を「かやの束」に通す専用の工具?(素材は竹、縫い針を超大型にしたような長さ30センチ程のもの)が有った。この作業は「専用の工具」を返す人が必要なために2人掛かり。 子供の頃は、よく手伝いをさせられた憶えがある。 先人は、自然の材料、いわゆるお金の掛からない材料を利用する、エコの達人であったかも知れない。「かや」を刈り取っても、また生えてくる。 暖房のエネルギー資源は、山にある不要な立木、雑木林を切り倒し、長さを揃えて切断し、割って積み上げ自然乾燥させ、暖房や炊事、お風呂の燃料にした。いわゆる山からの恵みでした。 高度な利用方法は「木炭」です。 灰は畑に撒く。 このような光景は、昭和30年代前半まで、どこの家でも見られました。 石油ストーブやファンヒータ、電気ストーブ、ガスコンロの無かった時代のお話です。 懐古趣味ではないが、実際に家の暖房は木を燃やしているという家も有るようです。鋳鉄製の薪ストーブや暖炉を使っている、という話を耳にする。 薪ストーブはホームセンター等で販売されている。 外仕事のもう一つは、大切な樹木を雪の重みで枝が折れないように竹等で雪囲いをする。 大きな公園で行うような荒縄を使った「雪吊り」は、近辺では余り目にしない。 雪の多い山間部では、窓を板で覆う作業もある。 近年は「かや」に代わる「風除けネット」が市販されて久しい。 鉄パイプと金具で風除けの骨組みを作っている家も多くなってる。 竹は腐ってくるために3~4年程度で交換が必要。 竹が入手困難?というより交換の手間を省く為の措置である。 恐らく年末まで晴れの日は数えるくらいしかない。 貴重な晴れ間を使って、冬の準備に忙しい越後の今日この頃です。 撮影 2008年10月30日14時11分 1/90 F3.3 ISO100 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.30 14:54:30
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