わたしのブログ

越後は、このところ暖かいというより初夏を思わせるような日々が続く。
このため、サクラは一気に開花し、
サクラの名所は花見客で混雑している。

4月は、春祭りの季節でもある。
越後の片田舎の「お祭り」は、各集落または各地区にある
神社の祭礼として年一回､春に催される。
昼間に花火が打ち上げられ、音の合図より
奉納の「神楽舞い」が始まる。

子供の頃は、「お祭り」が楽しみで
朝からワクワクし、学校の授業には身が入らず
授業が終わると､駆け足で帰宅した。
近くの親戚を呼び、酒宴の席を設けるのが慣習であった。
呼ばれた親戚は、家の子供に「お小遣い」を与えるのが
習わしでした。

時と共に時代は変化し、風習も廃れ
親戚のつきあいも冠婚葬祭に特化している。

春は、多くの人がそれぞれの思いで
新しい環境に入って、慣れ親しんで行く。
サクラのように「散る」ことのない意志で
毎日を「頑張っていただきたい」と願う。

　　　撮影　2009年04月12日11時37分　1/210　F9.0　ISO100