わたしのブログ

越後は終日、厚い雲に覆われた。

一ヶ月程前から、ネットで見た写真が気になっていた。
恐らくプロカメラマンによって撮影されたであろう一枚の写真である。
越後の各地の風景を捉えた見事な写真集を、ネットから閲覧できる。

そのうちの一枚は、見覚えのある風景写真で、普段は必ず通過する国道のインターチェンジ。
ここを通る度に、撮影ポイントは恐らくあの付近だろうと見当を付けていた。

ところが、ほぼ毎日夕刻は海岸通いの日が続き、ここからの写真は後日にしようと考えていた。
昨日の夕刻、思い立ち撮影ポイントまで登り、やはりここだったのか、という思いに駆られる。

山を掘削し、旧国道の真上を通過し、さらに鉄道を跨ぐという「高速道」のようなバイパスは、旧国道沿線に住む人たちからすれば悲願の道路である。
歩道は無く、夜間は大型トラックの往来が激しく騒音に悩まされる、住宅密集地で大雪が降れば雪の処理に困る、といった長年の問題から沿線住民は解放される。

今日の夕刻、撮影に臨んだ。
三脚を担ぎ、急斜面を登り、幸いに足場となるところは雨水を流す為のU字溝があり、幅1ｍ位水平となっている。

夕刻6時を過ぎると，急に暗くなる。
風も出てきた。急斜面を慎重に降りる。
今晩遅くから明日朝は雨らしい。

　撮影　2009年09月28日17時55分　7　F4.0　ISO100　三脚使用　国道116号線和島バイパス