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カテゴリ:良寛
本覚院(ほんかくいん)について、手元にある「良寛」関連の案内書には次のように記載されている。
<五合庵に程近い真言宗の寺院。良寛は五合庵に暮らしていた頃、ここをよく訪れ親しい友人と集まって談笑したり、歌を詠み交わしたりした。本堂前にその様子を詠んだ歌碑がある。一時ここに住んだこともあったという。> 当時、「国上寺(こくじょうじ)」に向かうには、国上山(くがみやま)の麓から二つの参詣道があった。一つは「東坂」と呼ばれ、現在は東側の登山道かと思われる。 もう一つは「西坂」と呼ばれ、国上集落の中を通り、本覚院、宝珠院、五合庵を経て国上寺に至る。 本覚院で詠んだ良寛の歌碑が残されている。 本覚院につどひてよめる 良寛 やまぶきの花をたおりておもふどし かがす春日はくれずともがな (山吹の花を手折りて思う同士 かがす春日は暮れずともがな) 良寛が五合庵に仮住まいしていた時には、国上寺の僧たちを集め、この本覚院で「講義」をしていた、との逸話も残されている。 曹洞宗の良寛が真言宗の寺院である「国上寺」の五合庵に仮住まいできたのは、良寛の友人である「原田鵲斎(じゃくさい)」の口添えだと言われている。 どのような時代でも「良い友」を持つ事が賢明、という例です。 本覚院の前まで車で行けるが、手前の道は狭く登り坂となっており、住宅が建ち並んでいる。 無難なコースとしては、国上寺前まで車で行き、そこから徒歩で国上寺、下りとなるが五合庵を経て「本覚院」に至る。帰りは五合庵から「千眼堂吊り橋」を渡り国上寺の駐車場に戻る、コースをお薦めする。 撮影 2010年01月11日12時39分 1/100 F5.0 ISO100 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.15 17:14:01
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