わたしのブログ

越後は大雪に見舞われている。
今朝の新潟市の積雪は81センチとなり、20数年振りの大雪となった。
JR在来線の多くは、不通または運休するなどしている。
雪には慣れていると思われるが、「ドカ雪」には対応できなかった、らしい。

今でも「語りぐさ」になっている話がある。昭和38（1963）年1月の事で、東京オリンピックが開催された前年の話である。
通称「サンパチ豪雪」と呼ばれている。
新潟発上野行きの急行「越路」は、新潟を1月23日16時05分、定刻に発車したが、
上野着は1月28日08時29分、106時間31分の遅延であった。
また、1月23日から2月01日までの10日間で運休した列車は6,488本、貨物列車は6,147本、
除雪列車は8,760本が運転された。
この時の長岡市での最高積雪は318センチ。

また1月24日上野発新潟行きの急行「佐渡」は、9時30分定刻通り上野を発車した。
順調ならば新潟には15時15分に到着するはずが、上越線小出（こいで）駅で進めなくなり、5日間滞留することなる。乗客数は591人。
1月28日02時35分、定刻から85時間遅れで「万歳三唱」の中を発車した時の乗客数は491人（他の列車分も含む）。
小千谷駅、宮内駅にも滞留した列車がある。
降り続くドカ雪と長岡駅への列車進入ができなくなったことが主な理由とされる。

　撮影　2010年02月04日11時28分　　1/50　F13　ISO100