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2010.02.26
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カテゴリ:自然環境
越後は、朝から小雨が降っている。
昨日(25日)、県北の胎内市では気温22度Cを観測した他、県内各地で20度C近くまで上昇した。
6日余り続いた好天により雪が多く残る所では、雪解けが促進したものと思われるが、実情は少し減った程度である。
長岡市のアメダス観測地点の場合では、1週間前には約60数センチ有った積雪は26日午前11時現在、52センチとなっている。積雪の減少は、気温ばかりではないことが判る。
積み重なった雪の持つ「特性」が大いに関係している。
夜になれば、気温は0度C以下となり雪は、「ざらめ雪」となる。
日中の気温が上昇しても、「ざらめ雪」は余り変化がない。

ざらめ雪とは、日本雪氷学会の定義によれば「水を含んで粗大化した丸い氷の粒や、水を含んだ雪が再凍結した大きな丸い粒が連なったもの。」と記載されている。
この状態から、さらに進んだ状態を「しもざらめ雪」という。氷の粒が大きく硬い状態を指す。

積雪の断層面は、地表近くは氷の粒が大きく、上に行くに従って粒は小さくなり、最上部は「雪」となる。長年、雪国で生活していると「見慣れた雪の光景」であるが、降り続く雪と除雪に追われる日々であるために、「雪の持つ特性」については経験から学ぶ事が多い。
融雪を促進するには、雪の表面積を拡げる、空気に触れる面積を広くする、地表面を出す、雪の表面に黒い粉を散布する、等がある。

昨日の夕刻まで暖かさは続いていたが、日没と共に気温は一気に下がった。
冷たい北風が吹く。

 撮影 2010年02月25日17時24分 1/100 F4.0 ISO100
冬の田圃と夕陽 10.02.25

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Last updated  2010.03.03 11:55:56
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