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2016.10.12
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カテゴリ:食文化
柿は多くの品種が有り、実が赤くなると医者が青くなる、と言われ栄養を多く含んだ果物。
柿の渋味はタンニン、二日酔い回復の効能が知られている。
柿は甘柿と渋柿に分けられる。
水に溶ける性質を水溶性と呼び、渋味の有無はタンニンの水溶性、または不溶性から生じる。
渋柿を甘くするには、アルコールや炭酸ガスを使って渋を抜く、あるいは干し柿にすると自然に渋味は抜ける。
また、渋柿とリンゴを一緒に密封し1週間ほど置くと渋は抜ける。
これらは、渋味が水溶性から不溶性に変化し、美味しく食べられる。
一般的には果肉にゴマのような黒点の有るものは甘柿、無いものは渋柿として知られる。

渋味(カキタンニン)には防腐作用が有り、木材建築や木工製品の塗装下地に使われる。
紙に塗って乾燥させると防水機能を持ち、うちわや傘などの塗布材料として用いられる。
研究によればカキタンニンは除菌作用を有し、ノロウィルスに対し抗菌作用がある、とされる。
また、高い消臭効果と収れん作用が知られ石鹸や一部の化粧品等に配合されている。

 撮影 2016年10月10日16時45分 1/10 F4.0 ISO800
    長岡市内 自宅付近 渋柿



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Last updated  2016.10.12 22:16:53
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