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2021.01.27
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カテゴリ:自然環境
越後の当地は、朝から雨となっている。
この雨で融雪が進み積雪は少なくなるように願うが29日、30日は再び、雪と予報されている。
最寄りの市の防災観測施設の積雪深は昨日から0を表示。
しかし、圃場や田畑には10センチ以上の雪が積もっている。
また、庭先では20~30センチの積雪が有り膝下まで潜る。
同観測施設の計測によれば、最大積雪深は1月11日の90センチ、最大降雪量としては9日・10日の48センチ(1日当たり)、今冬の累積降雪量は279センチ。
8日はわずか10センチの積雪深は、翌9日60センチ、10日81センチ、11日には90センチと急激に増えている。

異様とも思える降雪は、「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」が主な要因とされる。
冷たい気流は、朝鮮半島北部に有る高い山により二つに分かれ比較的、暖かい日本海の上を通ると雲が発生し、雪雲に変わり筋状に何十本も並行に並ぶ。
筋状の雲は、分かれた気流が合流することにより雲は衝突し、低気圧が発生することが多い。
低気圧は雷雲や前線を伴い、大気の状態は不安定となり地表付近では大荒れの天候となる。
雪雲は高い山々にぶつかり山陰、近畿、北陸地方に雪をもたらす、と考えられている。
従って、季節風と日本海の海水温および標高の高い山々の三つが大きな要因、と思われる。

西高東低の冬型の気圧配置は、上空の寒気を南下させる。
上空5,500mの気温マイナス30度Cは平地でも雪になる目安とされ、9日~11日はマイナス36度Cの「大雪」となる寒気に覆われている。
以上の事象から、大雪のさらに上をゆく「ドカ雪」になった、と推定。

明日は曇りのち晴れ、気温はマイナス3度C~6度Cで推移。
未明に晴れている場合は放射冷却により、気温はさらに低下する。
降雪予測はゼロと表示されている。
29日、30日は雪、西または西北西の風が強く吹き大荒れの天候になる、と予報されている。

 撮影 2021年01月25日15時00分 1/320 F9.0 ISO50
    長岡市寺泊上荒町 寺泊港西埠頭から 南西方向
    背景の左側の山容は米山(993m)





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Last updated  2021.01.28 00:24:56
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