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テーマ:葬儀(192)
カテゴリ:メールマガジン
先週は「お通夜式までの流れ~その3~」をご紹介しました。
詳しくは、バックナンバーをご覧ください。 9月10日号より、自宅へ戻ってからお通夜式が始まる迄の流れ についてご紹介しており、今週で4回目となります。 ■ お通夜式までの流れ~その4~ ■ 大まかに分けると以下のようになります。(一般的な場合) 1)ご遺体の安置とドライアイス等での防腐処置 ⇒ 9月10日第5話でご紹介済み 2)枕飾の設置 ⇒ 9月17日第6話でご紹介済み 3)お寺様によるお枕経の読経 ⇒ 9月24日第7話でご紹介済み ★4)ご遺族、お寺様、葬祭スタッフで打ち合わせ★ 5)各方面への連絡(親戚・地域自治会・会社関係など) 6)納棺の儀 7)自宅出棺 8)式場到着・祭壇前にお棺ご安置 9)お手伝いの方々へのご挨拶 10)開式前のお寺様へのご挨拶 ※ ※ ※ 4)ご遺族、お寺様、葬祭スタッフで打ち合わせ みなさまに“事前に上手く見積書を取っていただく”ためのお話を 毎週進めていますが、今週ご説明する部分は、この“事前に見積書 を取る”という事が如何に重要であるかを訴え、再認識していただ きたい部分でもあります。 要は、前もって数社から見積書を取り、依頼する葬儀社を決定してい れば、お通夜が始まるまでの流れの1つである、打ち合わせに費やす 時間が短縮できるというわけです。 ご経験者はご存知でしょうが、とにかく、事前に見積書を取らずして この打ち合わせに臨むと、決定しなければならない事柄が非常に多い のです。 大きく分けると、以下の通りです。 ●お葬式の趣旨(宗教式か無宗教式か) ●宗教者の決定(檀那寺が無い場合) ●会場の決定 ○お通夜式・葬儀告別式の時間の決定 ○納棺の儀、自宅出棺の時間の決定 ●祭壇選び ●粗供養品選び ●お料理の決定 ●火葬場までの車の決定 ●式後の自宅での祭り方 初めてお葬式を出される方が、何の情報も持たずして「初めまして」 の葬儀社との打ち合わせに費やす時間は、状況により様々です。 が、平均すると1時間半~2時間くらいなものでしょうか。 亡くなられた方の立場やお家の諸事情、お葬式の内容等により、 打ち合わせの時間は大きく変わってきます。 早ければ1時間程で終わった場合もありますし、色々な問題が発生して 3時間以上かかった場合もありました。 これが事前に見積もりを取り、葬儀社を決定している場合ですと、上記の ○印の部分、時間的な事柄を決めるだけとなるのです。 この差は、もの凄く大きいと思いませんか? 長い闘病生活の果てにお亡くなりになった場合だと、付き添っていた ご遺族の体力も相当消耗されていらっしゃいます。 その上、お亡くなりになられたという現実を受けとめなければならい 精神面の辛さ。 そんな悲痛な状況下でのお葬式の詳細の判断と決定。 想像してみてください・・・。 ※ ※ ※ ≪やまさんのツブやき≫ このような状況で、100%の正しい判断と決定は難しいと思います。 決定事項の多さにご遺族は疲れ果て、信頼できるか、できないかすら も判断できない葬儀社に対して、「全てお任せします」って挙句の果 てに言ってしまうんですよね。。。 式終了後に「あの時こうすればよかった・・・。」なんて悔んでも、 どうすることもできないのです。 葬儀社や担当者、はたまたお寺様に訴えかけることはできたとしても、 お葬式のやり直しはできないのですから。 ※ ※ ※ 葬儀社サイドでは、この打ち合わせに費やす時間で、 仕事が出来る人間か出来ない人間かが判断される一面があります。 毎度毎度、打ち合わせに3時間も4時間も費やすと事務所や上司 から「何をやっているんだ!」な~んてお言葉を頂戴するんです。 とにかく時間と勝負しなきゃならない世界だから、社内の人間も 今か今かと担当者の帰りを待っているのが実際のところ。 たとえ時間に追われていたとしても、妥協や省略できない部分、 忘れてはならないことがどの仕事にもありますよね。 人生最後、旅立ちのお世話をする葬儀のお仕事は、すごく貴重な お仕事の1つであると私は今でも思っています。 しかし、最近、真の誇りを持って葬儀のお仕事に携わっている方が 少なくなってきているようですね。。。 同じ業界にいた人間として、本当に悲しいことであり、残念なこと です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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