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テーマ:葬儀(192)
カテゴリ:メールマガジン
先週の予告では、「戒名の種類」についてお話する予定でしたが、
急遽変更して、「なぜ?戒名が必要なのか」についてお話します。 ※ ※ ※ 読者の方からの質問を一部ご紹介します。 ↓ ↓ >(戒名について)私は必要ないものと思っています。 >熱心な仏教徒でしたら生前戒名を授かればいいと思う。 >葬儀を執行するのも俗名で十分だと思う。 ※ ※ ※ 戒名なし(=俗名)で、葬儀を執り行なうということは、 もちろん可能です。 最近流行の「自由葬」でしたら、俗名で葬儀を執り行なえます。 「自由葬」とは、名の如く、葬儀の先導者でもあるお寺様にお参り いただかず、遺族や親族・親戚、亡くなられた方の関係者だけで、 自由に葬儀を執り行なうものです。 みんなでお経を唱えたり、故人様の好きだった音楽を流したりと、 自由に葬儀をプログラムできるのが「自由葬」の特徴です。 で、この読者様の「戒名不要」という意見だけを取り入れると 「自由葬」を提案しますが、後先のことを考えると簡単にはオススメ できないのがこの「自由葬」なのです。 もし、先祖代々お付き合いされているお寺様の敷地内にお墓がある ならば、そのお寺様に戒名を授けていただかない限り、ご先祖様と 同じお墓には入れません。 別の場所にお墓を建てなければならなくなります。 何よりも、先祖代々お世話になっているお寺のお坊様をはじめ、 御本尊である仏様、(浄土宗であれば阿弥陀如来様)に対して 失礼な行為ではないでしょうか? ましてや、ご先祖様に対しても失礼にあたります。 意味あってその宗派に属されてきたわけですからね。 無宗教者にとっては、戒名は必要ないものですが、いずれかの 宗派に属すのであれば、仏教徒としての証である戒名は必要です。 ▼やまさんのツブやき▼ 現世において、戒名の必要性がもう一つ理解できなくても 亡くなってから充分に理解できるのではないかと思います。 それじゃ、遅いか・・・? 立派な戒名であればあるほど、あの世での課題が大きくなると 聞いたことがあります。 あ、ちなみにあの世でも修行が待ってるみたいです。^_^; それに、亡くなった本人にとっても、一つのケジメとして、 戒名は存在します。 亡くなっていても自分が死んだことに気づかずにいる方たちも たくさんいらっしゃいます。 戒名があれば、そんな方たちに自分が死んだことを気づかせて あげることができますよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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