Art Pepper。50年代の名盤。有名なんで新鮮味はないと思いますが愛聴盤です。
【No.354】
・Art Pepper:Art Pepper Meets The Rhythm Section (1957)
Art Pepperは以前に、「Winter Moon」(1980)を紹介しています(【No.261】参照)。今日紹介するのは、Art Pepperを代表する一枚で、ジャズが好きな人には有名な作品。まあジャズ名盤なんとかみたいな本には、必ず入っていますね。普通に(?)こういうジャズも好きなんで、よく聴きます。タイトルどおり、本作は、当時西海岸を代表するアルト・サックス奏者だったArt PepperがMiles Davis Quintetのリズムセクションと共演したもの。メンバーは、Red Garland(p)、Paul Chambers(b)、Philly Joe Jones(dr)です。Art Pepperも好きですが、Red GarlandのピアノやPhilly Joe Jonesの切れ味のある多彩なドラミングが気に入っています。かなり古い(50年前)作品ですが、よく言われるように音がいいです。特に1曲目の「You'd Be So Nice To Come Home To」が名演として知られていますし、お気に入りですが、「Red Pepper Blues」「Straight Life」「Jazz Me Blues」「Tin Tin Deo」「Star Eyes」も好きですね。じっくり聴かせるナンバーからグルーヴィーなものまで、どれも良い出来。私がジャズを好きになるキッカケとなったアルバムのうちの一枚。なので、これからジャズを聴こうという人にもオススメできる作品です。HMVをはじめ、殆どのショップで試聴できます。素朴ですが、結構インパクトのあるジャケも好きですね。日本盤・輸入盤どちらでも入手可能。CDにはボーナストラックが1曲入ってます。最近は、また、こういうジャズに戻っている感じです。特に聴きたいものが決まっているわけでもなく、何か聴こうかなあと思った時、よく手に取っているアルバムですね。