Ib Glindemann。デンマークのビッグバンドジャズ。楽しい作品ですよ。
【No.359】
・Ib Glindemann And His Orchestra：Ib Glindemann And His Orchestra (1963)
私がジャズオーケストラ・ビッグバンドジャズが好きなのは、ご存知のとおり（過去何回も書いてますね）。本作は、以前紹介したJazz Quintet 60【No.341】と同じくデンマークジャズで、Fontanaレーベルからリリースされていたビッグバンドジャズ作品。2006年に輸入盤で初CD化。安かったのでジャケ買いしました。欧州ジャズが好きな人を除いて、あまり知られていないと思いますが、調べたところ「須永辰緒の夜ジャズ Jazz Allnighters」のNo.1に本作の「Hav-A-Havanna」が収録されており、クラブジャズが好きな人には、有名なのかもしれません（このコンピは何作か続いてますが、私は未聴です）。バンドリーダーのIb Glindemannはデンマーク・ジャズでは有名（アレンジャー、コンポーザー等）で、本バンドに参加しているミュージシャンも俊英揃いのようです。Jazz Quintet 60のAllan Botschinsky(tp)、Bent Axen(p)、Niels-Henning Orsted Pedersen(b)、Bjarne Rostvold(Dr)も参加してますね。サウンドは、まさに60年代のビッグバンドジャズといった感じ（あたり前か・・・）。先の「Hav-A-Havanna」はカッコいい曲で、クラブジャズとしてウケそうなのも納得ですが、この曲以外も良いですし、アルバム全体に良い演奏と暖かい雰囲気が満ちていて好きな作品です。曲もお馴染みのスタンダードが多いので聴きやすい作品だと思いますね。先の曲以外では、「King Fish」、「Manteca」、「Two Bass Hit」、「Polkadots And Moonbeams」、「Peanut Vendor」、「Serenade For Kathy」、「I Want To Be Happy」あたりが気に入っています。輸入盤で入手可能。ビッグバンドジャズが好きな人にはオススメですよ。
