|
Herbie Hancock。Blue Noteでの傑作アルバム。オススメですが、少し好みが分かれるかも。
現在プロフィール画像に使用してます。 【No.372】 ・Herbie Hancock:Speak Like A Child (1968) 今までは、ジャズファンク・エレクトリック時代のHancockばかり紹介【No.71、344】してきましたが、本作はアコースティック時代の作品。60年代にBlue Noteからソロ作品をリリースしていたHancockですが、一番知られているのは「Maiden Voyage」でしょうね。次にあげるとしたら、本作か人によっては別の作品になると思います。知名度では先の作品の方が上ですが、このアルバムは60年代のHancockの作品でも、好きなアルバムです。本作を最高傑作とする人も多いと思いますね。このアルバムは、音楽の内容もモチロンですが、ジャケも素晴らしいです。ジャズはカッコいいジャケが多いですが、その中でも大好きなものですね。バックの薄い暖色系のグラデーションと人物のコントラストが良いです。内容もジャケと同様に品のある作品。Hancockの繊細なピアノが素晴らしいです。この人のピアノは、インプロも多彩ですし、感情というよりは色んな情景を想起させてくれるメロディーが魅力的。長く聴いている作品ですが、そのあたりが聴き飽きない理由なのかもしれません。ピアノトリオではなく、ホーンを入れているのもポイントで、bass trombone、alto flute、fluegelhornという編成が特徴。中低音域のサウンドなんで、あくまで主役のHancockのピアノをひきたてている感じです。全6曲収録。Ron Carterの1曲を除き、全てオリジナル。特に美しい「Speak Like A Child」が素晴らしく、本作では最も好きな曲です。同タイプの「Goodbye To Childhood」も良い曲ですし、Ron Carter作曲の「First Step」も良いメロディーをもったスウィング感のある明るい曲でお気に入り。冒頭の「Riot」におけるクールでスリリングな演奏もカッコいいですし、ミドルテンポの「Toys」もいい雰囲気。現在のCDでは、Alternate Takeが3曲収録されてます。まあ、いつものパターンです。例によってRVGエディションで発売中。HMV等で試聴できます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.11 19:55:34
[Jazz・Jazz Funk・Jazz Rock・Fusion] カテゴリの最新記事
|