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Enrico Pieranunzi Trio。ジャズピアノ。好きなアルバムです。オススメ＆イチオシ。
こういうジャケも好きだなあ。プロフィール画像変えよ。
【No.374】　
・Enrico Pieranunzi Trio：The Chant Of Time (1997)
有名なイタリアのジャズピアニスト。この人の影響を受けているピアニストは少なくないですよね。本ブログでは、過去、他のピアニストの作品紹介で名前を出したり、Marc Johnson, Gabriele Mirabassiとの「Racconti Mediterranei」【No.272】を紹介してきました。本作は先の作品とは異なり、ピアノトリオ作品です。一言でいうと美しいアルバムですが、その美しさの内容は多彩です。聴けば聴くほど、色んな発見があるアルバムですね。本作に参加しているMarc Johnson(b)、Joey Baron(dr)とEnricoとはレギュラー・トリオという感じで、このトリオでの作品は多いです。97年に発売されてますが、私が買ったのは2003年に再発されたCDです。ジャケが好みというのと、1曲目のEnricoを代表する美旋律ナンバー「Thiaki」目当てで購入しました。この人は、オリジナル曲が良いんですよね。先の曲以外では「September Waltz」「Ein Li Milin」「The Chant Of Time」「Un'alba Dipinta Sui Muri」も素敵な曲です。何回も書いてますけど、スタンダードをとりあげる事が多いジャズという世界では、オリジナルで良い曲がかけるアーティストというのは、私にとって凄くポイントが高いのです。しかも演奏も抜群に上手いですから、文句はありません。Enricoの話ばかりになってますが、本作はピアノトリオ作品としても良いアルバムで、Marc Johnson(b)、Joey Baron(dr)の演奏も聴き所です。その他、イタリアの昔のヒット曲「Non Dimenticar...」、ライヴでよく演奏されるらしいビートルズ「The Fool On The Hill」のピアノソロカバー、ほんの少しラテン風の明るい演奏が新鮮なスタンダード「You Don't Know What Love Is」も好きですね。現在でも日本盤で入手可能。敷居の高い作品ではないと思いますし、ジャズを聴き始めたばかりという方にもオススメです。本作以外にも良い作品が多いので、自分に合った一枚を探してみてはいかがでしょうか。