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Luiza（ルイーザ）。Bossa Nova。少しマイナーですが、オススメ＆イチオシな傑作。
【No.379】　
・Luiza：Luiza (1965)
本作は一般的な知名度は低いですが、ブラジル音楽ファンには知られている人気盤。Luizaは女性シンガーで彼女が残したアルバムは本作のみ。この頃のBossa Nova女性シンガーに関しては、有名であってもヘタウマ（いい意味で）な人も多いですが、本作のLuizaは教師（！）という肩書きをもちながらも、歌が上手いのが良いところ。音程もしっかりしていますし、少しハスキーで優しい声質が凄く好きですね。マイナーな作品でしたが、2002年に日本で世界初CD化されてます。その後、輸入盤も出ていたようですが、買うならボーナストラック（シングル盤の2曲）を収録した日本盤がオススメです。メンバーも豪華で、バックのサウンド・アレンジも素晴らしいです。Moacir Santosがアレンジを担当、Gerald Vespal(g)、あとMilton Naschimentoがコーラスで参加していたりします。HMV等で試聴できますので、曲毎の詳細は省略しますが、選曲も素晴らしいと思いますね。Roberto MenescalやMarcos Valleの曲をはじめ、Bossa Nova名曲が詰まっています。捨て曲はありません。全体の構成もいいと思いますね。同時代の有名なBossa Novaアルバム群と比べても傑作であると断言できる内容。本作を聴くと、穏やかな気分になれます。夏というよりは、今の季節にピッタリな作品かもしれません。日本盤で入手可能。このシリーズもいつまであるか分からないんで、Bossa Novaが好きなら早めに買っておきましょう。買って損はないと思います。