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カテゴリ:Brazil・Latin
Quarteto Novo。ブラジリアン・インストものでは外せない傑作。オススメ&イチオシ。
【No.386】 ・Quarteto Novo:Quarteto Novo (1967) Airto、Hermeto Pascoal等が参加した伝説のグループとして知られるQuarteto Novo唯一のアルバム。全曲インストですが、ジャズ・ボッサではなく、この作品を表現する言葉として一番ピッタリなのは、やはりブラジリアン・アコースティック・インストゥルメンタルだと思います。もちろんジャズの要素はありますが、それは一要素に過ぎず、ショーロ等ブラジルならではの音楽を取り込み、この天才肌のメンバー達によって奥深いブラジリアン・サウンドが生み出されています。40年前!の作品でありながら聴くたびに発見がある作品。ブラジル音楽ファンには有名な作品でありながら、中々リイシューされなかったのですが、Odeon100周年でCD化されて、日本盤も2002年に出てます。私が持っている日本盤はボーナストラック付きなので、買うなら日本盤でしょう。とはいえ例によって現在は廃盤。熱しやすく冷めやすいんですよね。ブラジル音楽ブームって・・・。肝心の内容ですが、爽やかな曲が多いものの、どれもこれもヒトクセある曲ばかりで凄く魅力的です。いつもアルバムとおして聴いてますね。コンピに収録されていた「Misturada」「Vim De Santana」あたりは文句なしにカッコいいですが、冒頭の「O Ovo」や「Fica Mal Com Deus」、「Canto Geral」も好きですし、捨て曲はありません。Airtoが生み出すグルーヴィーなリズム、Hermeto Pascoalのフルート・ピアノ、Heraldo、Theoの二人のギター、どれも素晴らしくテンションの高い演奏。特に本作で聴けるギターは凄く気に入っています。複雑な曲ながらポップに聴かせるメロディセンスも流石ですね。フュージョン・プログレッシヴといった言葉の本質を表現した作品だと思います。名盤。安く見つけたら是非チェックしてみて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.11 01:52:48
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