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カテゴリ:Brazil・Latin
Marcos Valleの傑作アルバム。メロウ・ブラジリアン、レアグルーヴ定番。
紹介し忘れてた・・・。 【No.394】 ・Marcos Valle:Previsao Do Tempo (1973) Bossa Nova時代の名盤は2ndを以前に紹介していますが【No.180】、70年代に入ってからの本作(10作目)はMPB、メロウブラジリアン、ソフトロックといった枠で語られることが多い傑作。サウンドや方向性はBossa Nova時代とは当然異なるものの、相変わらず素晴らしいMarcosのポップセンスとAzymuth(この頃は1st発表前なのでAzimuthが正解か?)による心地よいサウンドが融合した傑作として知られています。クラブミュージックとしても注目された作品ですし、既にお持ちの方は流し読みでお願いします。エクスペリメンタル・ポップとか音響派に影響を与えたとか色々言われてますけど、ただ心地よい音楽に浸るのみですね。本作がMarcosの代表作の一枚とされるのは、やはり曲・サウンド・アレンジ・グルーヴが揃っており、かつ真似の出来ない音楽性を持っているからでしょう。73年にここまでやっていた事に驚かされますね。全曲オリジナルで、一部盟友Eumir DeodatoやJoao Donatoとの共作を含んでいます。曲の良さについては語るまでもないですが、サウンド面ではMarcos自ら弾くエレピ(フェンダー・ローズ)とAzymuthのJose Roberto Bertramiのシンセが生み出す浮遊感が最高ですし、ボトムの効いたリズムがカッコいいですね。グルーヴィーな「Mentira」、浮遊感のあるサウンドが印象的な「Previsao Do Temp」や「De Repente, Moca Flor」をはじめ好きな曲が多いです。名盤ではありますが、Bossa Nova時代よりも好みが分かれる作品のように思います。HMV等で試聴できますが、1回さわりを聴いたぐらいでは本作の本当の良さが伝わらないのが正直なところ。聴く度に発見のある作品です。ちなみに本作のタイトルは「天気予報」の意。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.11 01:54:01
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