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カテゴリ:Brazil・Latin
Salvador Trio。ジャズボッサ。良い作品だと思います。オススメ。
【No.398】 ・Salvador Trio:Salvador Trio (1966) Dom Salvador(Salvador Silva Filho)は以前紹介したRio 65 Trio【No.91】のピアニスト。ソロ作としては、本作以前にも1作ありまして、Bombaから日本盤が出ています。そちらはジャズ色が強く、個人的には本作の方が好みですね。この作品は前作と同様トリオ作品ですが、ベースとドラムがRio 65 Trioと同じメンツに変わっています。つまり、ドラムがEdison Machado、ベースがSergio Barroso。メンバーが同じとはいえ、以前に紹介したRio 65 Trioの作品と比べると、スリルや迫力というよりも、曲のメロディを重視したアレンジ・演奏が目立ちます。ピアノではなくオルガンがメインの曲があったり、美しいストリングスが聴けたり、サウンド・アレンジ面での多彩さもありますね。Salvadorのリーダー作といった趣が1stソロより強く出ていると感じます。Bossa定番だけでなくSalvadorのオリジナルも4曲収録。2002年にwhatmusicから「Tristeza」というタイトルでCD化されています。そのタイトル曲「Tristeza」からカッコいいですね(まあコレは曲自体の素晴らしさによるところも大きいですが・・・)。あと気に入っているのは「Indio Perdido」、「Vou Dizer-Te Adeus」、「Samborio」、「Fred's Ahead」、「Iluminando O Vazio」、「A Cancao Do Amor Que Nasceu」、「Sonho De Carnaval」あたりですね。「Iluminando・・・」や「A Cancao Do・・・」はストリングスが絡んだ美しい曲でSalvadorのオリジナル。Luiz Ecaのソロ作【No.46】ほどではないですが、良い雰囲気です。ジャズボッサが好きな人にはオススメできる作品。現在は廃盤ですので、安く見つけたらチェックしてみて下さい。ちなみにSalvadorは、本作のようなジャズボッサの後、ファンキー&メロウ路線に音楽性が変化していきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.11 01:59:50
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