Tina Brooks。Blue Noteのハード・バップ名盤。愛聴盤です。オススメ&イチオシ。
【No.404】
・Tina Brooks:True Blue (1960)
本作はBlue Noteの人気盤で、内容の良さだけでなくジャケが素晴らしいことでも知られています。Tina Brooksはテナー・サックス奏者。42歳という若さで亡くなったこともあるのでしょうけど、録音は少なく、存命中に発表されたリーダー作は本作のみ。本作以外のリーダー作「Minor Move」や「Back To The Tracks」は亡くなった後に発表されたという不遇のミュージシャン。しかし、アルバムの内容は抜群に素晴らしく、Blue Noteのハード・バップものでは大好きな作品の一つです。バックのメンツは、Freddie Hubbard(tp)、Duke Jordan(p)【No.138】、Sam Jones(b)、Art Taylor(dr)。Tina Brooksは、演奏のみならずコンポーザーとしても注目されるべき人で、全6曲中、「Nothing Ever Changes My Love For You」を除く5曲が彼のオリジナル。しかも、そのどれもがイイ曲なんですよね。各メンバーの演奏も良く、文句なしの内容。1960年という47年前の作品ですが、古さは感じません。むしろ今の時代にフィットしている気もしますね。「Good Old Soul」、「Up Tight's Creek」、「Theme For Doris」、「Miss Hazel」、「Nothing Ever Changes My Love For You」など全曲お気に入り。カッコいいです。HMV等で
試聴可能。現在のCDではAlternate Takeが2曲追加されてます。例によってRVGエディションで発売中。安いですし買って損はありません。ジャズ初心者の方にもオススメですし、クラブジャズが好きな方にも聴いていただきたい作品です。