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Bobo Stenson。スウェーデンのジャズピアニスト。ECMでの傑作。オススメ。
No.407あたりからジャケでアルバムを決めているかも。ちなみにこのジャケは宇宙ではありません。 【No.410】 ・Bobo Stenson:Goodbye (2005) Bobo Stensonはスウェーデンの人気ジャズピアニスト。これはPaul Motian(dr)を迎えたトリオによるECMの傑作。ベースはAnders Jormin。北欧のジャスピアニストらしいBobo Stensonの透明感のあるリリカルなピアノと旋律が良いのはモチロンですが、Paul Motianの普通じゃない(聴いたら分かります)ドラミング、Anders Jorminの演奏も素晴らしいです。個性のある3人が作り出すサウンドは、最近の美メロが売りのピアノトリオとは別の次元にあるように思えます。ECMらしいサウンドで、静寂を上手く生かしたジャズですが、実は凄くパワーを感じる作品です。幻想的な音空間。音数は多くはないですが、密度は非常に濃いです。過去ECMのジャズピアノ作品としては、Keith Jarrett【No.191】やSteve Kuhn【No.368】、Richard Beirach【No.375】を紹介してますが、また全然異なる作品で(当たり前か・・・)、是非一聴をオススメします。本作の特筆すべき点としては選曲もありますね。アルゼンチンやロシアの作品からクラシックまで実に多彩です。それでいてアルバムとしての統一感は全く崩れていません。また、演奏のスタイルも型にはまったジャズではないのが素敵です。近年のピアノトリオ作品ではインパクトの強かった一枚。HMV等で試聴できます。冒頭の「Send In The Clowns」から最高ですね。この曲や「Alfonsina」あたりはチョットThierry Lang【No.111,331】に近い感じ(Langが似ているというべきなのかも)。好みが別れる曲もありますが、チェックする価値はあると思いますよ。日本盤でも輸入盤でも入手できます。ピアノトリオも奥深いですね。まあ私が浅いというのはありますけど。気になる人は他の作品もチェックしてみましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.30 23:27:11
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