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Samboa。ベルギーのブラジリアン。名曲「Ze Bede」を収録した傑作。マイナーながら良い作品。
【No.415】　
・Samboa：Samboa (1983)
Samboaは、ブラジル人Augustoとベルギー人Lilianeを中心に結成されたベルギーのグループ。以前にコンピ「Spinning Wheel Of Jazz 2」【No.196】を紹介しましたが、その1作目「Spinning Wheel Of Jazz」に本作の「Ze Bede」が収録されていて知ったグループです。この曲は、心地よいグルーヴと暖かく幸せ感の高いメロディーが素晴らしい名曲で、この1曲でSamboaは一躍知られる存在になりましたね。本作は2ndアルバムで、Augusto、Lilianeのデュオに、二人の女性コーラス、キーボード・アコーディオン・ドラム・パーカッションを担当するマルチプレイヤーNeneが加わってます。全曲オリジナル。ベルギーのブラジリアンと紹介しましたが、内容だけ聴くとブラジルの作品と言われても分からないと思います。サウンドやリズムもそうですが、歌も全てポルトガル語ですしね。「Ze Bede」はアップテンポのブラジリアン・フュージョンタイプの曲ですが、他の曲は人間味のある穏やかなMPBといった感じです。「Ze Bede」以外にも良い曲が多く充実したアルバム。「A Carta」「Meu Quere」「Longe Da Cidade」「Casamento Na Minha Rua」「Volter」「Aurora」が気に入っています。幸せそうなAugusutoとLilianeの歌、Neneのアコーディオン・ドラムが印象的。ベルギーに、このような作品が存在したというのは驚きですね。「Ze Bede」タイプのクラブミュージック向けの曲を期待している人よりは、ブラジル音楽ファン向けの内容だと思います。P-Vineから2001年に1stと共に世界初CD化されていますが、現在は廃盤。傑作だと思いますので、安く見つけたらチェックしてみてください。